暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第41話 美少女総選挙
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してくれた人のためにも最低限の事はするわ』

そう言ってマイクを零治君に渡すアリサさん。
なんとまあ、さっぱりしてますね。
けれど、これも人気の1つなのかな。

「「「「「アリサ様ー!!!」」」」」

1番前にいる覆面の男子達が大声で声をかけている。
と言うより、最前列、横に端から端まで覆面姿って不気味ね………

『はい、上から目線のコメントありがとうございました』

『余計なことは言わんでいい。続いてはエントリーナンバー2番、月村すずかさんです!』

桐谷くんの声と共にすずかさんがステージ脇から現れた。
アリサさんの時も思ったけど、大勢の前なのに平然としてるわね。

流石お嬢様と言ったところかしら?

『彼女もまた、2ーAです。持ち前の雰囲気とスタイルは中学生離れしており、性格も良い彼女は男女共クラスの人気が高いです。間違いなく今回の本命でしょう』

あれ?今度は全くボケないわね零治君。

『珍しく普通だな』

『それくらい完璧なんですよ彼女。本音を言うと、我がクラスの魔王様以上に怒らせたら大変そうだから』

『何故そう思うんだ?』

『俺の勘がそう警鐘をならしている』

そう思ってるのに口にできる零治君に敬意を送るよ………

『零治君………』

『ハッ、なんでしょうか!?』

『マイクを貸して』

『かしこまりました』

そう言ってマイクを渡す零治君。

『初めまして月村すずかです。今回推薦という形ででることとなりました。期待に応えられるように頑張りたいです』

パチパチパチパチ!!
拍手がわき、すずかさんはマイクを零治君に渡しました。

あれ?何か耳元で話してますね。あ〜あ、零治君の顔が真っ青に………

『ありがとうございました。続きまして………って、零治、顔が真っ青だぞ?』

『だ、大丈夫。この企画が終わるまでは………』

『?まあいい。エントリーナンバー3番はこの人、高町なのは!』

次はなのはさんね。彼女はある意味有名だからみんな知っているわね。

『た、高町なのはです。皆さんよろしくお願いします』

桐谷くんからマイクを受け取り、少し緊張しながらも自己紹介するなのはさん。

『彼女も2ーAですが、彼女の事は誰もが知っているでしょう。だが敢えて説明しましょう!!彼女こそ2ーAに住む【魔王】の称号を持つ人物です!!可愛い外見とは裏腹に“オハナシ”と言うキーワードを言えばそれを聞いたものを地獄に突き落とす………』

それ以上の言葉は出なかった。
なぜなら………

『オハナシ………する?』

どこから取り出したのか、広辞苑を右手に持ち、零治君の頭に落としたから………

それによって零治君が
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