第2章:異分子の排除
第19話「四組の代表決定戦」
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は負けるだけです。」
〈しかし...!〉
〈...私は賛成です。ユーリ。分の悪い賭けは、嫌いではありません。〉
〈ボクのスピードなら勝てるよ!〉
〈む、むぅうう.....。〉
しばらく私がマドカさんの剣を防ぎ、ディアーチェが悩んだ末...。
〈...分かった。我も許可しよう。〉
「レヴィ!行きますよ!」
〈オッケー!〉
もう一度、大きくマドカさんの剣を弾き、同時に後ろに下がって間合いを取ります。
〈スプライトフォーム!レディー....ゴー!〉
「っっ!!」
エグザミアの装甲が薄くなり、さらにスマートになります。
そして、その瞬間、私の動きが格段に上がりました。
....代わりに、防御力がなくなりましたけど。
「なっ....!?」
「はぁああっ!」
―――ギギィイン!
一気にマドカさんに接近し、剣を左に弾き、さらに下から上に弾く事で隙を作ります。
そして、横に一閃し、すぐさま間合いを離します。
「速い...!」
「くぅぅ....!」
マドカさんですら対処するのに慣れが必要なスピード。
もちろん、それだけのスピードを出せば、私自身への負担もあります。
「....負けられないんです...!」
「っ、くっ...!」
再び接近、高速の剣戟を繰り広げ、一撃を入れたらすぐ離れます。
「...もう、弱いだけの私でいたくないから...強くなったって、証明したいから....!」
「なっ!?避け....!?」
離れた所に間髪入れずにライフルで狙ってきますが、むしろ弾をすり抜けるように回避しながら接近し、バルフィニカスで一閃します。
「だから、マドカさんに勝ちます!」
「っ....いいよ。やってみなよ!」
―――ギィイイイン!!
高速で接近し、私のバルフィニカスと、マドカさんのブレードがぶつかり合います。
「はぁぁあああああ.....!!」
「っ....!はっ....!ぁっ....!」
息を切らす間もない激しい剣戟。
故に、体への負担もあり、どんどん私の体力は減っていきます。
...私が桜さんのような戦い方ができないのもありますけどね....。
―――ギィイイイン!!
「っ、はぁ、はぁ、はぁ....。」
「く、ぅ....!っ....!」
ブレードの防御の上から、マドカさんを後退させます。
そこで一端剣戟は止まり、マドカさんは息を切らせ、私はバルフィニカスを支えに何とか立っている状態まで消耗していました。
〈ユーリ!もうよい!そのままではうぬが....!〉
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