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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter4:Light that plugs into trouble(思案に差す光明)
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でキリトさんの武器の事を上げたんですけど……」
「!! 何か活用法とか、解決策があったのか?」
「は、はい。といっても……突き刺した際の抵抗でトリガーまで指を持って行って、銃を発砲しながら斬り抜くといった簡単過ぎるもので……」
「それでも十分さ! ……そうか……耐久値がALOとは違う概念になってるし、そういった方法もあるよな……」
密かながらに一人合点が入ったか、満足そうな顔でキリトは頷いていた。
……地味に多少ながら気持ち悪い、曰く“ニヤ〜ッ”とした笑みが混ざったのは……まあご愛敬である。
一頻り考えを巡らせてから、キリトはポンと古風な動作で手を叩き、人差し指を立てて提案した。
「それじゃあ皆慣れてきた頃だし、今日最後の大詰めって事で……クエストでも受注してみないか?」
「さんせーい! 元よりそれがMMOの醍醐味足る一つだからね!」
「……お使い系よりは討伐系が良いわね。より世界に浸れそうで面白そうじゃない」
「わ、私も賛成です! 折角教えていただいた事、まだ試してみたいですし!」
ワイワイと騒ぎながら己々の意見を言っていくリーファ、シノン、シリカに―――どうやらキリトはある程度その反応を予測していたか、先の表情に匹敵するレベルのニヤつき顔を浮かべ、得意げに語りだす。
「そういうと思って……少し歯ごたえがありそうな奴、最初に探しといたんだよな」
「へぇ、用意が良いじゃない」
「じゃあ早速、そのNPCのとこに案内するぜ」
本当に楽しみにしていたのは発案者であるキリトではないかと、否応にもそう思わせる軽快なステップで先導していくキリトを、苦笑いしながらリーファ達もまた追い掛ける。
その傍ら、リーファはこんな事をシリカに問い掛けた。
「ねえ、シリカ。そのセツナさんて人、短剣と両手槍の可変武器の扱いが凄く上手かったんだよね?」
「はい! 見惚れるほどお上手でした。オマケでもう一回殺陣を見せてくれましたし!」
「ってことは……その人のメインウェポンと、シリカの持つ武器がかみ合ったって事かな?」
「きっとそうですよ。あそこまで上手く扱うには、それ相応の時間が必要な筈ですから」
「だね」
互いに笑いながら問答を終えると、先を歩いているキリトとシノンに追い付くべく、シリカとリーファは小走りするのだった。
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