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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?幽霊の正体見たり枯れオババ
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フォルムにして「どれ・・!」迫り来ていたテレサもどきに突っ込み、右の“エヴェストルム”の斬撃をお見舞いする。回避行動を取られたが、その先を予測して左の一撃を打ち込んでやると・・・

「おっと・・・!」

「なっ・・・!」

「ルシル君!!」

「エヴェストルムが・・・」

「ひしゃげた・・・!?」

「触れたらアウトっぽいよ、コイツら!」

左手に携えていた“エヴェストルム”の穂がグシャっと、捻り潰されてしまった。ちょっぴり後悔。はやて達の元に戻ると“エヴェストルム”を待機モードの指環へ戻し、閃光系魔力で創り出した槍を両手に「物理攻撃は控えた方が良いな」そう伝える。俺たちに向かって来ているままのテレサもどきに触れないように散開した直後・・・

「うわぁぁぁぁぁ!」

「誰か、誰かぁぁぁーーーー!」

「きゃああああああ!」

「な、なんだよこいつら!!」

「どなたかいらっしゃいませんか!」

「やだ、やだ、やだぁぁぁぁ!

そんな悲鳴と共にバキバキと木々が大きな音を立てて倒れて行くのが見て取れた。どうやら「下にも・・・!」居るようだ。しかもすごい聞き憶えのあるクラスメイトの声に俺たちは顔を見合わせる。はやてが「ルシル君・・・!」俺の名を呼ぶと、他のみんなも俺を見る。

「まずは一般市民・・・というか、生徒たちの安全を最優先だ! テレサもどきは俺がなんとかする!」

魔力炉(システム)の稼働率を引き上げて魔術師化する。魔法じゃダメなら魔術でどうだ。

――舞い降るは(コード)汝の煌閃(マカティエル)――

両手に持つ魔力槍の他に周囲に18本と展開して「ジャッジメント!」段階的に射出する。緩やかな動きで回避するテレサもどきの回避先を予測したところに第二波を射出して直撃させる。すると今度は「よしっ!」掻き消すことが出来た。神器によるものじゃないが、神秘は通用する存在。

「(結構本気でオバケだったりするのか・・・?)俺とアリシアでテレサもどきを空から撃つ。はやて達は“ドラウプニル”を装着したうえで6人の保護を最優先!」

「「「「「「了解!」」」」」」

はやて達が6人のクラスメイトの方へ向かって急降下。6人、声からして咲耶と依姫(よりひめ)天音(あまね)、それに亮介と天守と護で間違いない。この共通点はきっと俺か、シャルロッテの2人にしか解らないだろうな。昔の契約でこの6人の前世と出会い、共に高校生活を満喫し、そして神の使いと俺とシャルロッテの戦いを見られたことで、俺たちの正体を明かした数少ない親友だ。それが原因なのかは判らないが、おそらく・・・だ。

「アリシア、君もドラウプニルを装着してくれ!」

「ん! ブレイブスナイパー、用意!」

空色の輝くミ
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