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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?幽霊の正体見たり枯れオババ
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「???」
その結果、なのはのペアはなんとルシルになっちゃうのだった。なにこれ・・・。ちなみにわたしのペアは、通称メガネ君の金山夏彦くんだった。
†††Sideイリス⇒ルシリオン†††
臨海学校初日のイベント夜の部・肝試し。俺はなのはとペアを組むことになったわけだが。はやてはともかくとしてシャルからの視線が少し痛い。
「ルシル君。よろしくね」
「ああ、よろしく頼むよ。コースを確認しておこうか」
「うんっ」
肝試しは男女ペアで行う。渡されたのは懐中電灯1つとコースが記されたプリント1枚、そして目的地に置いて来るための数字が書かれたメダル1枚。林道を通り、祠にメダルを置いて、代わりにメダルと同じ数字が書かれた札を持って帰って来る、というルールだ。
それから行く順番を決め、俺となのはは12番目にスタートすることになった。はやて達が次々とスタートし、チーム海鳴では最後の俺たちが「はーい、スタート〜!」先生の合図でスタートする。
「行こう、なのは」
「う、うん。行こう」
俺を先頭に歩き出す。林道は整備されているおかげで転ぶようなことはないのは救いだ。なのはは少し怯えながら「大丈夫、ルシル君が居るし、大丈夫」お経のようにそう唱えながらついて来る。
「そう怯えることはないよ。肝試しと言っても脅かし役は居ないんだから、そう気を張らずに――・・・っ!?」
視線を感じたため、話を切って周囲を見回すと「え? え、なに・・・?」なのはがオドオドして同じように周囲を見回す。
「ねえ、ルシル君・・・?」
「あぁ、いや、誰かに見られていたような気がして・・・」
「にゃっ!? そ、そういうのは無しだよルシル君!」
本格的に怯えて始めてしまったなのは。俺は「君ほどの魔導師がどうしてそんなに幽霊とかに怖れを抱くんだ・・・?」なのはの怖がりように少し呆れる。彼女が怖がりだというのは先の次元世界から知っているが、常々それが不思議でならなかった。一線級の砲撃魔導師としての実力、意識、精神。どれをとっても優秀なのに。
「ロストロギアや神器の方がよっぽど得体の知れない存在だと言うに」
「ロストロギアや神器は魔法でバーン!出来るけど、幽霊やお化けはどうすることも出来ないからだよ!」
そう力説するなのはがちょっと可愛いと思ったのは秘密だ。そんななのはに「そういう複製術式もあることはあるんだがな」そう伝える。プレンセレリウス――レンの霊媒能力はもちろん、これまでの契約の中で何度もそう言った場面に出くわし、複製してきた。
「じゃあ!・・・・あ」
「ごめんな。今の俺には複製能力は使えないから」
未だに創世結界も使えないし、左目の視力の回復の兆しも一向に見えないという、とんでもない
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