第四十五話 牟田大尉!刺繍も芸術!!その十五
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「残念だな」
「注射どころかダイアモンドの刃も通さないぜ」
「ゼッ○ンの炎も絶対零度も効かないぜ」
「関節の防御も無敵なんだよ」
「どうだ、残念だろ」
「残念で仕方ないだろ」
「手打ち!」
切れた織田信長の英霊がここで二人を斬った、スーツに守られて斬られはしなかったが。
斬撃のダメージを受けてだ、二人は言った。
「おい、痛いだろ!」
「何するんだこのうつけ殿!」
「そんなことしたら酒飲ませるぞ!」
「あんたが下戸なのは知ってるからな!」
実は織田信長は酒は飲めなかった。それで甘党だったらしい。
「あんたちょっと飲んだらノックアウトだろ」
「今度斬ったらそうしてやるぞ!」
「俺達は偉人でも容赦しねえぞ!」
「相手が天下人でもな!」
「面白い、ならばそうしてみよ」
織田信長は刀を抜いたまま二人に返した。
「わしも容赦はせぬ」
「最初から容赦してねえだろこのハゲ」
「その髷実は髪の毛が薄くなってだろ」
「肖像画見てるとあんたそうじゃないかって思ってたけれどな」
「実際にそこ白いぜ」
剃って青くなっていないというのだ、月代が。
「これから禿田信テカって呼ぶぞ!」
「格好いいふりしてあんたハゲだろ!」
「おいハゲ!」
「さっさと育毛しろ!」
「死ぬがいい!」
織田信長はここで本気で切れた、そして。
二人を遮二無二に刀で斬る、斬れないが打った形になりダメージを与えていた。
そしてだ、二人をそれぞれ百回ずつ打ってから言った。
「この織田信長、日帝衆に助太刀する!」
「おお、今度は信長さんだ!」
「織田信長さんがついてくれたぞ!」
「これは鬼に金棒だ!」
「一回限りのゲスト出演のキャラだけれどな!」
次回出る予定はない。
「まさに百人力だな」
「よし、ジャスティスカイザーも終わりだ」
「さあ、観念しろ!」
「こっちには天下人もついたんだぞ!」
「だから誰がそれで観念するかよ」
「俺達は諦めが悪いんだよ」
それもかなり、である。
「とりわけお金とお酒と女の子についてはな」
「最高に諦めが悪いぜ」
「だから絶対に勝つ」
「例え日帝衆に誰がついてもな」
「それにどうせゲストだ!」
「出番は今回だけだぜ!」
このことが一番重要だ、この作品では。
「そんなの出てもどうってことないぜ!」
「日帝衆に誰がついても怖くないぜ!」
「織田信長でもナポレオンでもつきやがれ!」
「仙人が千人ついても平気だぜ!」
二人で調子に乗って言う、そうした話をしていると。
二人はふとだ、腕時計の時間を見て言った。
「よし、時間だな」
「ちょっとエロ本屋さん行く時間だ」
「難波の信長書店までな」
「行って来て買って来るぜ」
そのエロ本達をというのだ。
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