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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL9 高校へ………
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のある大事なのは時間になる事を祈っとるぞ………」










「今思い返せば面接じゃなくて悩み相談だったよな………」

理事長の話を聞きながら面接の時を思い返した。
全く他とは違う面接だったが、逃げていた自分を変えてくれた理事長の言葉。もし理事長に会えていなければ今の俺はいなかっただろう。

「………頑張ろう」

理事長の言葉が終わるとともに、俺は小さく誓うのだった………









「有栖零治です。趣味は散歩。知らない場所をふらふらと歩くのが好きです。部活はまだ決めてません。これから1年間よろしくお願いします」

入学式が終え、クラスに戻ると恒例の自己紹介タイムとなった。
有栖と言う苗字の影響で自己紹介はほぼ1番最初。流石に慣れてきたものの、やはり緊張がある。

「珍しい苗字だな………零治で良いか?」
「はい、そっちの方が助かります」

担任の岸谷先生がそう聞いてくる。如何にも体育の先生と言わんばかりの体格と言葉遣い。しかし早々に名前で言ってもらえるのはありがたかった。先生が名前で呼んでくれれば、自然とクラス全員も名前で呼び始めるだろう。

そんな事を思っているとあ行が終わり、か行へと変わる。

「初めまして、神崎大悟です」

か行トップバッターの神崎大悟。こいつが話し始めた途端、空気が変わった。

サラサラとなびく、モデルの様な髪形の茶髪に白い肌。ほっそりとそして俺と同じくらいの長身。更に足も長くトップモデルの様な容姿。顔も誰も文句を言わない様なイケメンで、芸能人と思われてもおかしく無いくらい完璧に整っていた。

「あまり人前で話すのは得意じゃ無いので1つ、自分の好きな物を紹介します………」

と言って一旦深呼吸する神崎。その1つ1つの動きにクラスの女性陣からはキャーキャーと歓声があがる。

「俺はアニメが大好きだ!!いや、アニメだけじゃない!!ゲームもラノベもアニメに関する全ての物を愛している!!皆に紹介しよう!!これが俺の嫁、魔法学園戦記イクリプスに出るヒロイン、アーシャ・ペルシーナだ!!!」

そう言って制服とワイシャツを開き、中のTシャツを見せる。Tシャツには銀髪の女性のデザインがでかでかと描かれていた。

「俺はこの学校で俺の嫁と共に日本のアニメについて、いや、日本の将来について探求していこうと思う!!皆、どうかよろしくお願いする!!!」

と満足そうに言い切って座る神崎。しかしこの静まり返った教室の空気に気が付いているのだろうか?
まさかの衝撃的な出来事にクラスの女子だけでなく担任の先生も固まっていた。

「………っと!まあ趣味は人それぞれだからな………さて次は………」

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