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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL9 高校へ………
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癒してくれるように感じた。
「さあ、行くか……」
桜を少し堪能した後、再び歩き出す。
坂を登り、見えた校門は桜吹雪に包まれ、とても幻想的に感じた。
「凄いな本当に………」
入試の際何度か訪れてはいたが、桜の力でこうも景色が変わるとは思わなかった。
零治は終始圧倒されながら学校へと入っていくのだった………
『これから第XX年度、入学式を始めます!!』
クラス分けを見て、クラスへと向かった。既に名前の順で割り振れられた席に座り、入学式の時間を待つ。8組という1番端のクラスだった。
誰かと話し、早めにクラスに馴染めるように………とも思ったが、クラス内には既にグループが出来ており、その殆どが中等部からの知り合いだろう。何も知らない相手はお断りと言ったような雰囲気を感じ行動出来ずにいた。
そして現在入学式の真っ最中だ。
『理事長祝辞』
『諸君、おはよう。儂が理事長、水無月権蔵じゃ!』
白い髭を生やし、袴姿の老人。しかし筋肉隆々でとても老人とは思えない。
『我が校は生徒の自主性を重んじる。何をするにしても儂が許可しようスポーツ、芸術、勉学。何でもいい。ゲームだろうとマジックだろうと自分の趣味だろうとなんでもだ!!自分の才能を、夢を伸ばそうと努力する者の手助けをしよう。ただし、中途半端で過ごす事は許さん!!失敗してもいい、自分の決めた事、その道を極める様に日々精進してほしい!!』
定番の季語そっちのけで、迫力ある声で話す理事長の言葉は身体の芯まで届く。学校の校風となっている『生徒の自主性を重んじる』はこの学校独自の形で浸透している。
それはこの学校の部活動の数だ。
部から同好会まで実に100近く。
それぞれ自分の好きな事をし、その事を深く追求していると以前アミタから教えてもらった。しかし学期が終わる毎に経過報告を義務付けられていて何も変わっていない、ただ活動しているだけだと資金を完全にストップされたり、割り振れられた部室や借りてる教室を追い出されたりとその辺りは厳しい。
更にこの理事長はかなり変わった人物だった………
「失礼します」
高校入試後期試験。
最初地元の高校を何校か受けていたが、その全てが落ちてしまった。テストの自己採点も充分合格ラインを達しており、落ちる様な事は無いと思っていたが、そこで思わぬ経歴が合格の妨げとなっていた。
「座りたまえ」
普通の高校の面接では面接官が数人居て、それぞれ質問をされ、答えていくのが通例だ。
しかしここ、天央付属高等学校は面接官は1人だけだった。
「失礼します」
再び言ってからゆっくりと椅子に座る。
「
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