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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL9 高校へ………
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「マスター、迷ったらラグナルを通して私に連絡しなさい」
「逆に私が掛けるね!!」
「やったら部屋に縛り付けるぞ」
そう言うと黙るユリ。
「レイ、気をつけて」
「学校で何かあったらお姉さんに連絡しても良いわよ〜」
「レイ、クラスに遊びに行くから!!」
「来なくていい!!」
こう言っておかないとレヴィなら休み時間毎回来そうだ。
「楽しんでおいで」
「帰ったらお話し聞かせて下さい」
「ありがとうございます博士。ユーリも楽しみにしててな」
騒がしく、そして穏やかなこの家族とも呼べる一団。
こんな俺を迎えてくれる優しい人達。
俺はここに来れて良かった。
「行ってきます!」
俺は元気よく部屋を出た………
学校はショッピングモールを越え、徒歩10分程。丘の上に地方の大学なのでは無いかと勘違いしそうなほど広い敷地を使ってその学校はある。
「ん……?」
ショッピングモールを過ぎたあたりでふと路地裏に入っていく一団が見えた。
ディア達と同じ天央中学の制服を着た女の子で、周りは別の高校の学ランを着ており、ガラが悪い。
「またか………」
この前、ディアと商店街に行った時もそうだが、最近不良が多く見られるようだ。
「まるであの街みたいだな………」
あの街とは俺が中学の頃有栖家で過ごした家があった街のことだ。中学に上がった頃、街を荒らす若者が増えてきたと学校でも注意があり、年々その被害件数は増えていった。その中に俺も、俺の義妹も、俺に限っては目を付けられ、狙われるようになった。
しかし昨年の秋。リーダー格の男と喧嘩して勝利し、そいつは警察に捕まって散りじりになり、街に平穏が戻った。
「まさかあのグループの残党が暴れてるとか………流石に無いか」
あの時リーダー格の男と共に、幹部のような立ち位置の人間もほぼ捕まっていた筈だ。
「……っと、今はそんなこと言ってる場合じゃ無いか!!」
俺はその集団の後を追った………
「お兄ちゃん、そんなにのんびりでいいの?」
「ん?のんびりってまだこんな時間だろ?」
朝のシャワーでシグナムさんとの稽古の汗を流し、リフレッシュした所だった。
華やかな私服とスカートにエプロン姿の双子の姉の柚がふとそんな事を聞いてきた。
「兄貴、今日から高校生だろ?天央高校って遠いんじゃ無かった?」
そして双子の妹の方の花梨がそんな事を言う。格好は相変わらず男っぽく、Tシャツ短パンと、髪が長くなければ男と間違えられてもおかしくない格好だ。
「…………あっ」
既に7時半を回っている。自
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