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リリなのinボクらの太陽サーガ
ブリーフィング
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い!? ふぉっへ、ふぃっふぁんふぁいへ〜!!?(痛い痛い!? ほっぺ、引っ張んないで〜!!?)」

なのはが「ギブ! ギブ!」と言いたげに手を上下に振り回し、柔肌を十分堪能したマキナは充足した面持ちのまま解放する。ちょっと赤くなった頬をさすりながら、なのはは半分涙目でむすっと睨み付けるが、ジャンゴがよしよしと頭を撫でたことで結構簡単に落ち着いていた。

「もう……なんでいきなり私の頬をつまんできたの……?」

「あんたらしくない事をしかけたからさ」

「私らしくない?」

「なのは、反省はいい。後悔するのも勝手だ。だが過去の過ちをただ否定的に捉えて自分を責めるのはやめた方がいい。それは何も生み出しはしない」

「うん、マキナの言う通りだ。僕はなのはが落ち込んでる姿は見たくないよ。なのはには、もっと元気な笑顔を見せてほしいな」

「姉御もだけどさらっとこういう言葉が出る辺り、ジャンゴも結構アレだよなぁ……。でも二人がなのはの事を思ってそう言ってくれてるのは、わざわざアタシが言わなくてもわかるだろ?」

「で、でも……。いや……うん、そういうことか。前が間違ってたんなら、今正せばいいだけ……。ありがとう……私、ちょっと背負い込み過ぎてたみたい」

鬱屈になりかけた自分を方法はアレだが引き上げてくれたことに、なのはは感謝した。グレアムはなのはが管理局の尻尾切りのせいで立場を失って辛いに違いないと思っていたが、まるで兄弟姉妹がやるようなじゃれ合いを見ている内に、リーゼ姉妹と共にとても安心していた。

「なのはさん」

「はい?」

「良い仲間を持ったね」

「……はい!」

その満面の笑顔には、誰が見ても何の後悔も見受けられない程清々しいものだった。

「さて……話を戻そう。フェンサリルの事情は大体説明したが、実は我らアウターヘブン社はこの紛争には参加していない。なぜだかわかるか?」

「えっと……アウターヘブン社は管理局のこういうやり方を嫌ってる人ばかり集まってるから、まず管理局側には付かない。じゃあフェンサリルに付かなかったのは……あ!」

「そうだ。フェンサリルに付くことは即ち、管理局を敵に回すことを意味する。確かに管理局に従う事を我らは否定し、抑止力となるべくここまで勢力を大きくした。しかし明確に敵対していないからこそ、これまで向こうも手出ししてこなかったのだ。フェンサリルに協力したという事が公に知られれば、我らの存在を厄介に思っていた管理局本局は我が意を得たと言わんばかりに我らを倒しに来るに違いない」

「ディアーチェちゃん、それはつまり……」

「もうわかるな? 我らの介入が気付かれたら管理局との全面衝突になる。戦力差などを考えるとあまりにリスキー過ぎるゆえ、フェンサリルに手を貸
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