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魔界転生(幕末編)
第42話 完全復活
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は、新撰組局長・近藤勇」
「な、なんと、新撰組の局長を魔界に落としますか」
(なんと面白い事か。今や幕府軍には新撰組しか救いがない。その局長を魔界に落とすとは)
天草は笑いをこらえた。
「こちらに参れ」
武市は一人の女を呼び寄せた。
「これにおる女は、近藤の妻の遠い親戚にあたる女。この女を天草殿に預けまする。これを使い近藤を魔界へ」
 女の背を押すと女はよろめいて倒れそうになった。
 その女は何故か生気が抜けているように夢見心地のような感じであった。
「承知した。見事、近藤を転生させましょう。が、武市殿はいかがするのか?」
 天草は武市の動向を探った。
「拙者はひとまず先に江戸へ参る所存」
武市は空を見上げつぶやいた。
「な、なんと、江戸へ」
網傘で見えない天草の目が光った。
「ええ、江戸の状況を把握したのち、もう一人転生させまする」
武市は天草を見つめた。
「その時は共に」
「承知!!」
武市は天草と女を置き江戸へと歩みを進みた。
(ははははは、ついに我が日の本の中心へ進撃するか)
天草は狂笑した。

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