第22話二代目ビーター
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スターだからオレは・・・」
キリトが知ったらメチャクチャ怒るかな。それでもーーー覚悟は出来た。
「オレはビーター・・・《二代目ビーター》、ライリュウだ!」
お前と一緒に汚名被るよ、親友。
「・・・そろそろ一分だぜ?二代目ビーター」
「あっ」
PoHの声で思い出した。そしてーーーマントがポリゴンとなって消えた。
「死にな!」
ヤバイ、もう流石に戦えないーーー
「ライリュウ!」
「ミラちゃん!」
「!?・・・シット!」
オレと未来の名を呼ぶ漆黒の長いコートを着た少年と白を基調とした赤いラインが入った服を身に付けた美少女の声にPoHが反応し、この戦場から離脱した。
そんなことよりもーーー
「助かったぜキリト〜・・・もう立てねぇ」
「ったく。お前コレ大分無茶したな」
「キリト君だって似たようなものでしょ?大丈夫?ミラちゃん」
「あたしは大丈夫だよアスナさん。それよりお兄ちゃんが・・・」
キリトとアスナさん、この二人の友達の救助が嬉しい。未来はオレの心配してくれてるけど、お前も精神的にーーーあれ?なんか、意識がーーー
キリトside
2024年8月5日、第47層・フローリア、ライリュウ&ミラ宅
「キリト、ライリュウの様子はどう?」
「まだ目を覚まさない」
先日のラフコフ討伐戦からもう3日が経つ。戦いが終決したあと、ライリュウは力なく倒れた。それから俺はライリュウをおぶってこのログハウスに運んだ。
看病に来たリズにライリュウの容態を聞かれたがーーー未だに目を覚まさない。
「みんなありがとう、お兄ちゃんのために・・・」
「そんな水臭いですよ!ライリュウさんが助けてくれなかったら、あたしやピナはここにはもういませんよ!」
【キュウン!】
ミラの言葉にシリカと使い魔のピナが声をあげる。今年の始め辺りにライリュウに命を救われたらしく、その恩返しのつもりなんだろうーーー
「ところでミラ、コイツが言ったのか?・・・二代目ビーターって」
「・・・気にしてたみたいだよ?なんであの時一緒に汚名を被らなかったんだろうって」
まだ第1層ボス攻略のこと気にしてたのかこいつ。確かにあの場を静めるためについた芝居で俺は他人との交流がビーターだということを隠さないと出来なくなったしーーーそのせいで《月夜の黒猫団》が、サチが死ぬことになってしまった。だからこそライリュウにはーーー親友にはビーターになって欲しくはなかったのに。
「う・・・んん」
そんなことを考えていると、いつのまにかライリュ
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