第63話 空中庭園と地下樹海
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る。
｢チッ…！！」
｢御機嫌よう！御馳走するわ！！」
ゼロとエックスに向かって粘液のような物を放ち、二人に浴びせる。
｢何だこれは！？」
｢体が思うように…動かん…！」
｢さあ…蜜の香りに引き寄せられた子達が来るわ…相手をしてあげてね？」
｢なっ？」
無数の羽音が聞こえ、天井を見上げると蜂型のメカニロイドが迫ってくる。
｢ぐっ…！！エックス、何とか出来ないか…」
｢この粘液さえなければ…くそ…ゼロ！耐えてくれ！！」
何とかバスターをゼロに向けると属性を炎属性に切り替え、威力を最小限に抑えたチャージショットを放つ。
｢あら？ちゃんと狙わないと駄目じゃない。お仲間に当たって…」
｢バーニングショット！！」
メカニロイドに火炎弾が炸裂し、爆発に飲まれたメカニロイドは全滅する。
そしてフットチップのダブルジャンプで天井のマンドラゴとの距離を詰めてチャージセイバーを繰り出す。
｢くっ！！｣
チャージセイバーを受けたマンドラゴが、痛みに顔を顰めながら再び地中に戻る。
｢次はどこから出て来る…？」
｢ゼロ！目や反応だけで追ってはいけない。体の全てを使って奴の存在を感じるんだ！！」
目やデータで捉えられない存在は体全体で感じるしかない。
かつて自分にそれを教えてくれたゼロに自分が教えていることに不思議な感じだ。
｢…そこだ！！」
｢え！？」
マンドラゴの頭部が地中から出て来た瞬間、そちらにダッシュで距離を詰めると、マンドラゴの腕を掴んでゼロナックルの腕力でマンドラゴを壁に叩き付けた。
｢あぐっ！！」
｢ダブルチャージショット！！」
粘液を払ったエックスがバスターを向け、壁に叩きつけられたマンドラゴにダブルチャージショットを炸裂させた。
｢きゃああああ！？」
｢地中に潜らせる暇は与えん!!」
痛みに悶えるマンドラゴにゼロはダッシュで距離を詰めると、チャージセイバーを繰り出し、次にセイバーによる三連撃を叩き込んだ。
｢レイジングエクスチャージ」
エックスの全身を蒼いオーラが包み込み、バスターを向けた。
｢ダブルチャージショット！！」
レイジングエクスチャージで強化されたダブルチャージショットを喰らわせ、バスターからアックスを出すと、勢い良く振り下ろしてマンドラゴを縦一文字に両断した。
｢あっ…あああ…！ち…散ってしまう…！枯れてしまう…！バイル様に捧げるための…絶望に彩られた花が…破滅を実らせる種が…！あ…あああ…！バイル様あぁぁぁぁ…！！」
バイルの名を叫びながらマンドラゴは爆散し、それを見届けたゼロがアリアに通信を繋げる。
｢ミッション終了、転送してくれ
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