第63話 空中庭園と地下樹海
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を受けたことで技が中断され、勢いが落ちたペガソルタの顔面に蹴りを入れる。
「ぐあっ!?」
「はあ…はあ…」
肩で息をしながらペガソルタを見下ろすルインに対して、ペガソルタは屈辱に顔を歪ませる。
「ぐっ…この私が…虫螻の女に見下されるなど…あってたまるものかあああああああああっ!!」
電撃槍を構えて突撃するが、片翼を失ったことでスピードが半減しており、ルインは即座にLXアーマーに換装し、氷塊を作り出してペガソルタに放った。
「小賢しい!!」
電撃槍を振るって、氷塊を砕いた直後にペガソルタの視界が反転した。
ルインがペガソルタが氷塊に気を取られた瞬間を狙ってペガソルタの首をハルバードで跳ね飛ばしたのだ。
「うああ…!そんな…馬鹿な…!貴様が…この私より…勝っていると、いうのか…?いや…それは有り得ない…私は…死に様すら、美しいのだから…!!」
ペガソルタは恍惚とした表情を浮かべたまま爆散し、それを見たルインは安堵の溜め息を吐いた。
「ミッション終了、転送して下さい」
『OK、ルインちゃんを回収回収』
ルインは転送の光に包まれ、レジスタンスのトレーラーへと転送されるのだった。
一方、地下樹海でもエックスとゼロは順調に奥に進んでいた。
道を塞ぐ蔦をゼロが引き千切り、エックスはメカニロイドの相手をする。
奥の方まで行くと、幅のある大きな穴のある場所に出た。
エックスはダッシュジャンプ、ゼロはゼロナックルの腕力で蔓を掴みながら先に進み、途中のメカニロイドに気をつけながら壁を蹴り登って頂上のシャッターを抉じ開けると、間を置かずしてマンドラゴラ型のレプリロイド、ノービル・マンドラゴが姿を現した。
「…あらあら、鼠が忍び込んで来たと思ったらあなた達だったのね。ちっぽけな自然を救おうと随分張り切ってるみたいだけど…そんなの、エネルギーの無駄よ。あなた達には決してラグナロク作戦を止めることは出来ないもの。でも…勿体ないからあなた達のその無駄なエネルギー…。私が貰ってあげる、カラカラに干からびるまで…吸い尽くしてあげるわ!!」
マンドラゴが高速回転しながら突撃してくる。
ゼロとエックスはそれを回避し、攻撃に転じようとしたが、マンドラゴの方が早い。
「それ!!」
複数の種を散蒔いた。
散蒔かれた種はかなりの勢いで成長し、ハエトリソウとテッポウユリとなる。
テッポウユリがこちらに光弾を放ってくる。
「くっ!!」
天井に生えているテッポウユリにエックスがチャージショットを放って破壊する。
続けてストックしていたもう一発を撃ち、地面のハエトリソウを薙ぎ払うと、ゼロもセイバーを構えてマンドラゴに斬り掛かるが、マンドラゴは地中に潜
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