暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第63話 空中庭園と地下樹海
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海へと通じる前線基地へと転送された。

次は空中庭園に転送されるルインがトランスサーバーに乗り込む。

「はい」

「転送準備完了…転送!!」

転送の光に包まれ、ルインは空中庭園に転送された。

「無理しないでね…」

「シエルさんも誰も言ってくれないんですね…」

自分の仕事が奪われたことにルージュは落ち込みながら深い溜め息を吐いた。

地下樹海に通じる前線基地に転送されたエックスとゼロにアリアから通信が入る。

『このエリアは全体をナノマシンに覆われているの、道を塞ぐナノマシンの蔦はバスターやセイバーで破壊するか…ゼロナックルで引き千切ることが出来るから試してみてね』

「了解」

『あ、ここに生えてる植物はまだ成長途中の物が多いから燃えにくいよ。だから燃やさない方が早いと思う』

「了解しました」

ゼロとエックスは武器を構えて地下樹海に通じる入り口に向かうのだった。

そして空中庭園に転送されたルインは全身に打ちつける風に顔を顰めた。

『このエリアの所々に酸性雨発生装置があるから、それらを破壊して地上への被害を食い止めてね』

「分かりました。」

ルインはLXアーマーに換装して、ハルバードを構える。

サーチ能力を限界まで研ぎ澄ませ、周囲の地形と酸性雨発生装置の位置を把握すると、一つ目の酸性雨発生装置を破壊する。

「まずは一つ目、残る装置は…」

立ちはだかるバリアントとメカニロイドをハルバードで両断すると、奥のシャッターを抉じ開けて先へと進む。

そして、二つ目の装置がサーチに引っ掛かり、ルインは反応の示した場所に向かうと二つ目を破壊した。

先にはトゲが敷き詰められた場所があったが、所々にある足場を飛び移り、奥の方にある三つ目を破壊する。

「よし、この調子で全部の装置を破壊するよ」

そのまま先に進み、段差を登って頂上のシャッターを潜ると、テック・クラーケンがいた潜水艦で見かけた竜型メカニロイドと同系統の物が舞い降りた。

「先に進むにはこいつを倒さないと駄目か…」

ハルバードを構えながらメカニロイドに向かっていくのだった。

一方、場所は地下樹海に戻り、突入したエックスとゼロはエックスに向かってくるメカニロイドの相手を任せ、ゼロはゼロナックルの腕力に物を言わせて道を塞ぐ蔦を引き千切る。

Zセイバーやバスターショットで破壊してみたが、こちらの方が遥かに早かったためにゼロナックルで引き千切っていた。

「何だかゼロ、草むしりしているみたいだね」

「ミッション中だぞ、無駄口を叩く暇があるなら手を動かせ」

「分かってる。」

エックスはバスターの銃口からメガアックスを出すと、こちら向かってくるメカニロイドを両
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