第3章 リーザス陥落
第82話 義勇兵を求めて
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スターを捕まえて」
「清楚なシスターは今の所、セルさんですよ……。あ、クルックーさんもです」
真面目な2人は、今も負傷兵達の傷の手当てをしてくれている。その2人を思い浮かべて、そう呟くのはラン。彼女も部隊を率いているから、それを助けてくれれう2人には非常に感謝しているのだ。そして、勿論。
「ロゼさんにも、感謝はしてますよ。……あの戦いの時、皆を助けてくれたんですから」
感謝の気持ちも忘れていない。
ロゼは、ユーリに言われた事を、ちゃんと守ったのだ。死なせない事、危なければ逃げる事を第一に考えて、戦え。と言う事を。
「なぁに? ラン。ホントのこと言っても何も出ないわよ〜」
そこは、『煽てても』と使わないロゼ。
確かに、本当のこと、といえばそうだが、はっきりと言い切るのはロゼだからだろう。
「まっ、色々と言ってくれてたら、私も色々としてあげれるかもね〜? あいつ、と??」
今度は意味深に笑うロゼ。
件の彼は、このやりとりを訊いておらず、バレスらと今後の事を話していた。
「ぁ、あぅ……///」
ランはいっそう赤くなってしまう。
「ほんと、可愛いコが揃ったもんよ」
「だなぁ。見てて全然飽きねーわ」
ロゼとミリは、ただただ笑っているのだった。
そんなやりとりを、少し離れた場所、どちらかといえば、ユーリ達側にいて訊いていた志津香とかなみ。……因みに、ランスは もう飽きたのだろうか、一歩離れてシィルにセクハラをしまくっていた。明らかに満更でもなさそうな為、特にツッコまなかった。つまり、ツッコミ相手がいなかった為か、離れてはいてもちゃんと 要注意人物であるロゼやミリの事を気にしていた様だ。
「……っとに、あの厄介な2人は……」
「は、はぅ…… 離れてて、よ、よかったかも……」
ランが良いように遊ばれているのを見て、自分達に振られてない事にちゃっかりと安心する志津香とかなみだった。
色々と一部が遊んでる?時にも話はどんどん先へと進む。
レイラが、リーザス周辺の詳細を記した地図を広げて説明をした。
「ここから王都リーザスに向かうには、2つのルート。つまり南から攻めるか、西側から攻めるか。1つの南のサウスは 鉱山の中に作られた山岳都市。ヘルマンの一大隊が駐留中との情報を、エクス君、真知子さん、優希さんから得ました」
その言葉に、エクスも真知子と優希も頷く。
完全に仕事モードに入っている2人は、かなりの集中を見せていた。(だから、ランやロゼ、ミリ達の会話が入ってきてなかった)
「そして、もう1つは西側に位置するノース。ジオから、撤退した部隊が、こっちにも少数で向かったらしいわ」
レイラがそこまで説明を
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