第3章 リーザス陥落
第82話 義勇兵を求めて
[9/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
様な事は出来ないし、なかなかみせられるものではない、が それでも、心躍る何かを感じ取り、トーマは笑っていたのだった。
〜オクの街 解放軍司令本部〜
オクでの戦闘が無かった為、一行は 簡易的な休息をとった後、すぐに軍議、作戦会議を行った。
「がはははは! ようやくリーザスに入ったな。前はあっという間についた、と言うのに、やたら苦労させられたわ」
「……ああ。あの仕事ん時は、大分苦労させられたな。ランスは無茶ばっか言ってたし」
「下僕が主人の言う事を訊くのは当然だ」
以前の仕事。ここ最近の仕事の中では間違いなくトップレベル、と言えるだろう仕事だった為、忘れる筈もない。ランスが相変わらずなことを言っている為 否定をしようとするのだが、その必要も無かった。
「「「だから、誰がランスの下僕よ!!」」」
「………ははは」
何時もながら、自分の台詞をとってくれている女性陣がいたからだ。だから、それを見て苦笑いをしていた。
「いやぁ ほ〜んと、罪な男よねぇ? こ〜んだけ、誑かしちゃって」
「何かいったか? ロゼ」
「いんや〜。べ〜つに〜〜! っとと、そうだった、回復アイテムは十分かしら? いつも、ご利用ありがとうございます。代金は盛大にツケておきますので、今後共、ご利用、奮ってどーぞ」
「いや、まだ足りてる。月の加護だってまだ使ってないしな」
「あらそー」
事、戦闘に関しては ユーリ以上は正直いないのではないか? とも思っているロゼ。
それは、ユーリ以上の存在をまだお目にかかってないからであり事はロゼ自身も認めているから。 だが、それをとっても 以前に渡した回復アイテムをまだ温存出来ている所が凄い、と改めて思ったのだ。
「必要無かったかしら?」
「いや、その場面に まだきてないだけだ。…感謝してるよ。これはお守りがわり、だな」
「ほっほ〜、私の愛情は高いのよー? ダ・ゲイル以上のモノで私をセメてくれるんなら、いつでもバーゲンセール」
「……参加しないから、安心しろ」
バカな話をし合っている所で、トマト達も参戦。
「あー、ロゼさんずるいですかねーー! ちゃっかり、狙ってたんですかー!」
「うぅ……、ロゼさんの毒牙が迫るのは……」
「おいおい、飲み仲間として、オレも混ぜてくれよ」
色々と集まってきた為、自然とユーリはフェードアウトした。まだ オクの街に来たばかりであり、今後のこともあるから しっかりと把握しておかなければならない事も多いから。
「おーっほっほ! ……ってな感じで、まるで お嬢様ふうに笑っちゃえるわねー、あんた達見てると。……あんた達はほんと。ってか、ラン? 毒牙ってひどいじゃなーい。こーんな、清楚なシ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ