第3章 リーザス陥落
第82話 義勇兵を求めて
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いてくれ。どかっと追加を連れてくる」
「(……ランスで大丈夫かなぁ)」
「(不安しかないわ。……デンとも戦争しそう……)」
「(やな予感が……)」
つまり、色々と難アリな結果となったのだが、勿論 いつものランス節を忘れてはいない。
「さぁ、さっさと行って、兵士を募ってくるのだ! ユーリ!」
ユーリの事を下僕、と言わなかったのは奇跡? 偶然?? それは判らないが、颯爽と、先程までの、発言をさらっとユーリに押し付けた。確かに、《自分が》追加を連れてくる、と言っていないから強ち間違いではないが。
「んー。確か話によれば、デンには娼館があるそうだな。それなりに人気な」
「む!?」
ユーリは、思い出しながら そう言う。
勿論、いつも通りの事をするのだが、当然ながら学習能力あるのだ。
……因みにそれはランスにではなく ユーリにである。
さりげなく、目配せをかなみにして、更に志津香の方を見る。
大体察したのか、かなみは志津香に耳打ち。……そして、顔を少なからず赤くさせるのは志津香だ。
ユーリは、その後も色々とランスに聞こえる様に説明。勿論 入った事はないのだが、さも 知っているかの様に、美女が居るであろう事。そして まだ判っていない、と言いつつ、ヘルマン軍を臭わせた上での発言。
「あのゴロツキが集まる様な場所での1軒だ。間違いなく優良店。それも並大抵の能力じゃないだろうなぁ……うん。ヘルマン側が押し掛けてる可能性だってあるし。恩を売るのも一興だなーー。なんなら、色々とサービスをして貰えるかもなぁーー」
「コラァァァァァァ!!!!!」
等々、ランスが怒ったのも言うまでもない。
「何をサボる気 満々なのだぁ!! お前に、女遊びなぞ、1000万年早いわ!!」
「ん、サボり? 何言ってんだ? もう痴呆症でも発症したのか? ランスが行け、って言っただろ?」
「やかましいわ!! さっさと行くぞ! 戦場以外ではユーリ! 貴様は危なっかしくてダメなのだ! 忘れていた!! しっかりとオレ様が監視しておかねば、女の子達が危ないのだ!!」
何がどう危ないのかは判らない。……これまでで、そう言う事は一度もなかった? 筈なのだが……、と頭の中で苦笑いをしつつ、大股で歩いていくランスに続く。
「……ほんと、操縦上手いわね」
「た、確かに……」
感心しているかなみと志津香。
「よぉー。よく我慢できたな? 志津香。今回も蹴るんじゃね? って思ってたんだけどよ?」
「っっ!! う、うっさいわねっ! あんたはどーすんのよ!」
「ん? とりあえず 今回はユーリ達に任せるわ。オレもカスタム側を中心に、部隊編成や支援物資の割り振りとかしないといけねぇし。ミルに任せっきりにして
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