自分の流儀を貫いて
9話:あるよ、守りたいものなら。無くしたけどね
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ェイ、サイファーが迎撃に、アルは艦砲サポートです」
そうだろうな。アルが中で好き勝手に撃ってたら、“フッケバイン”が内部崩壊する!
「僕はステラについていますが、そうですね、ダレンは……」
「俺は相手の“主砲”潰してくるよ、聞きたいこともあるしね」
「それはいいですけど、大丈夫ですか?」
フォルティスは、マリのことで俺が気にしていると思っているのだろう。帰ってきてから、ずっと沈んでいたし。でも、やらなければなるまい。
「やるときはやるさ。捕まらない程度にね。“約束の日”もあるしさ」
「わかりました。気をつけて」
目標としては、“ヴォルフラム”まで行くこと。そして、“主砲”に話を聞くこと。俺の目的もあるから、絶対に“フッケバイン”は落とさせない。そう、例えどんな手を使ってでも。
●●
わたし、高町なのはが使っている、AEC装備はCW-AEC02X“ストライクカノン”。
「やっぱり、バッテリー消費が……」
バッテリーの問題は、AEC装備最大の課題。それでも、EC感染者にはこの装備でなければ、戦えない。
『なのはさん、緊急です! 上空から正体不明が接近中! おそらくフッケバインです、注意してください!』
「え!?」
見上げるとそこには、人がミサイルのように飛んできていた。
『接敵まで、約3秒前!』
それは、空中でクルンと一回転してから着地した。姿はジャージ姿の少年だった。
「時空管理局、本局武装隊航空戦技教導隊5番隊所属、高町なのは一等空尉ですね」
立ち上がりながら、その少年は言う。その顔は、どこかで見たことがあるものだった。確か……フッケバインが関わったとされる殺人事件の報告書。
「お初にお目にかかります」
息を吸い、ゆっくりと
「フッケバイン所属、近接武術師たまに遠距離、ダレン・フォスターです。そして」
その少年、ダレン・フォスターは右手にECディバイダーと思われる物を出しながら、
「EC兵器を扱う者、俗にEC感染者やEC因子適合者と呼ばれる者の1人でもあります」
そうだ、シグナムさんが言っていた、第14無人世界の開墾地で起きた殺人事件報告書にあった、行方不明の男の子!
「誠に勝手ながら、貴艦“ヴォルフラム”の主砲である貴女と話をしに、そして潰しに参上いたしました」
●●
(決まった……)
“ヴォルフラム”に着くまで、どんなことを言おうか考えていたが、これを言って正解だった。格好いいな、とは思ってたし。途中で噛まないか心配だったけどね。
俺がし
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