第2章:埋もれし過去の産物
第29話「秘められし過去」
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方があったなんて...。
「あー...とにかく!あそこらへんの屋上に行って情報整理!全員オーケー!?」
このままでは埒が明かないので一喝して屋上に短距離転移で連れて行く。
「(...葵たちとも合流するか。)『葵、大至急椿と一緒に僕らの所に来て。』」
『...?よくわからないけど、了解!』
僕らの居場所は魔力とかで分かるだろう。
「しばらくしたら僕らの仲間も来る。少し待っててくれ。」
椿と葵が来るまで待つことにする。
...二人は混乱しているからな。落ち着ける意味でもちょうどいい。
「優輝!いきなり呼んでどうしたのよ?」
「お、早いな。ちょっと色々あったからね。」
「....色々あったってのは分かったわ今ユニゾン解くから。」
飛んで来るためにユニゾンしていた椿がユニゾンを解く。
勾玉が椿の胸辺りから出てきて、それが葵になる。....全員揃ったか。
「つ、椿お姉ちゃんに葵お姉ちゃんまで...!」
「....どういう事かしら?」
「...今から説明するから待ってくれ。」
さすがに司さんも固まっている。
椿たちもこのままだと混乱するだろうから、さっさと説明に移るか。
「....あー、混乱してるだろうから、僕が一応推理して整理した状況を教える。二人もそれでいいな?」
「...今の状況が分からないから賛成です。」
何とか受け答えするぐらいには落ち着いた碧銀の子が答える。
...金髪の子はまだ混乱してるっぽいけど。
「まず、ここは第97管理外“地球”の海鳴市。暦は新暦...66年だっけ?」
〈合ってますよ。〉
西暦とは違うので不安だったが、合ってたようだ。よかった...。
「...で、月日は2月5日。リヒト、ちなみに現在時刻は?」
〈22時45分です。〉
「...だ、そうだ。」
ざっと聞いてから疑問とかを聞くつもりなのか、皆黙って聞いている。
さすがに時間が違うからか二人は驚いているみたいだけど...。
...まぁ、話しやすくて助かるな。
「...で、つかs...聖奈さんはこの時間の住人で、僕らは同じ年の6月2日から飛ばされ、二人はもっと未来から飛ばされてきた...って程度かな?」
今分かっているのはこの程度だ。闇の欠片とかは今は関係ないし。
「み、未来から飛ばされてきたって....。」
「事実だ。実際、僕らは家で変な光の歪みに取り込まれて上空に転移した。」
「あ、私も同じだよ!」
ようやく頭の中が整理しきれたのか、金髪の子も返事する。
...いや、これは整理しきれなかったからとりあえず目の前の事に集
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