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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト6!『サオトメ ヒロヤ×トオサカ シノの恋愛編』!
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いて知りませんか? 」

「コーヒーの無糖と何かを頼んだ人ですか…………あー。そういえばいましたね。えらい美人の女の子。はい来ましたよ。確かコーヒーの無糖とココアを頼んでいきましたね。それがどうかしたのですか? 」

「いえ。それで、その人はどこに行ったか分かりますか? 」

「え〜と……確かあっち方面に行きましたね」

販売員は、俺が来た道の方へと指差した。飲み物を買って戻ってこようとしてきたが、いまだに戻ってこない…………。
入れ違いにでもなったのかと思いなんとなく周囲を見渡すと、遠くの方で飲み物が二つ地面に落ちており、中身がぶちまけられていた。

「ちっ!そういうことかよ! 」

俺は急いでオープンカフェらしき店に向かい、シノと入れ違いになってないかを確認する。店やその周辺にもシノの姿は見当たらず、すぐにどういう状況かを理解する。

拉致されたのかっ!

「クソッ!どこ行ったんだよ!! 」

すぐにその場から走りながら周囲を見渡し、このだだっ広い園内を探し回る。

「こんな定番な出来事はいらないってのに、クソッ! 」

結構な距離を走っていると、スマホから着信音が鳴る。シノからと思いスマホを取り出すと、電話の相手はトウイからだった。こんな時になんだよくそっ!

『もしもーし。簡潔に聞くけど…………てか聞く必要ないか。いなかったらしいね』

「ああ!だから今探している最中だから電話を切るぞ! 」

『まあ一旦走るのを止めて、落ち着いて話を聞きなよ』

トウイに言われ、俺は走るのを一旦止める。かなりのハイペースで走っていたためか、息も荒くなっている。

「なんだよそれで? 」

『ヒロヤ君。まず深呼吸をして、息を整えて。整ったら、イヤホンをスマホに差して』

トウイに言われた通り深呼吸をし、イヤホンを取り出しスマホに差してに着ける。

「それで、いったい何がしたいんだよ!? 」

『まず、シノさんに電話をかけて。ていうか、最初からすればよかったんだけどね。それで電話に出たら、音量を最大にして集中して音を聞き取って。もし出なかったら、そんときはそんとき。それじゃあ一旦切るよ。五分後にまたかけ直す。スリーコールで出なかったら成功したと判断するから』

「ちょっと待て!そんなことをしてどうすんだよ!? 」

『音を聞き分けて、だいたいどの場所にいるのかを判断するんだよ。ミヤモトさんみたいにね。じゃあご武運を祈るよ』

トウイはそれだけ言って電話を切った。…………一か八かやってみるしかないか。





ーーー−−





プルルルル プルルルル

「ん…………? 」

電話の着信音が鳴り、誰からだろうと思いふと意識が目覚めた。あれ?
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