暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
アホの子ラーミア、大空を行く!
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何が良いかしら…“月に変わってお仕置…”イヤイヤ………
丸パクリは拙い。

では“月に一度はアレが来る!”……………って意味分かんない!
しかもまだ来てないし…
つーか“月”が関係ないのだから、取り入れちゃダメか?



「ラーミアもー!!ビアンカばっかりズルイー!!」
私が鏡の前で悦に浸っていると、お父さん達が帰ってきたらしく大声のラーミアに驚かされる。
お父さんの首にぶら下がり、幼女は何やら我が儘を言っている…
ダメだ…アホの子っぽくてマスコットに使えない…

「何があったの?」
一緒に入ってきたカンダタに事の次第を尋ねるアルルさん。
「さぁ…俺にもよく分からねーんだ…」
だがカンダタ達にも分からない様で、一緒になって首を傾げる。
使えねーヤツだ!

「次、ラーミアの番〜!」
「いや、だから…ラーミアはダメだって…」
珍しいことにお父さんが困り顔で幼女を宥めてる。
お母さんも口を出せずにあらぬ場所を見詰めてる。

「あの…一体何がダメなんですか!?」
勇気を出して効いたのは、勇気の塊である勇者アルル。
「「………」」
だけども夫婦揃って黙秘権使用。

「ラーミア、リュカのお願いきいたの!なのにリュカ、ラーミアのお願いきかないの!」
しかし情報は別の所から漏れるもの…
アホの子が自らの権利を主張するかの様に秘密を暴露っちゃう!

「ラーミアちゃん…どういう事か詳しく説明してくれる?」
普段はお父さんの奇行に困らされる側のアルルさん…
今回は逆襲の機会だと思ったのか、優しい口調で幼女から情報を引き出そうと試みる。

「あ、ちょっと…」
阻みたいのはお父さん。
このままにすれば、気にはなっても有耶無耶に出来るので、アルルさんを止めようと手を伸ばす。

「一方的にラーミアちゃんへ言う事をきかせて、自分は何もしないなんて酷すぎですよ!ジャッジは僕等が行いますので、先ずは状況確認させてもらいますから!」
ところがドッコイ、普段の奇行の被害者は他にも居り、お兄ちゃんがアルルさんとタッグを組んで原因究明に乗り出した。

「あのね…リュカ、ラーミアに言ったの!『ビアンカと2人きりだから、もっとゆっくり飛んで』って!だからラーミア、ゆっくり飛んだ!」
私達と一緒の時もその一言を言ってよ!
何だったの、あの絶叫マシーンは!?

「そしたらリュカとビアンカ、ラーミアの上で交尾を始めたの!」
「「「「え!?」」」」
突然の危険ワードに声が出ない私達…幼い姿の女の子から『交尾』等とは聞きたくなかった…

「だから次はラーミアの番なの!ラーミアもリュカと交尾するの!!でもリュカ、ラーミアのお願いきかないの!!」
「「「…………………………」」」
どうしよう…どうフォローす
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