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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
アホの子ラーミア、大空を行く!
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われない様に仲良くしよう。
風圧に晒される空の旅は快適とは言えず、飛ばされない様にしがみつくのがやっとの状況…
でもお父さんだけがテンション高く、気持ちよさそうに『浪漫飛行』を歌い出してます。
そして気付けば歌に酔いしれており、立ち上がって熱唱しております!
言うまでもない事ですが、強烈な風圧に身を晒されれば、否応なく吹き飛ばされるのが自然の摂理…
非常識なお父さんとて例外ではないのですよ。
「リュカさん!」
当然の様に飛ばされ落下するお父さんを気遣い、アルルさんが大声で呼びかける。
「大丈夫だよ…ルーラを使って、一足先にエコナバーグへ向かうから…」
だけど息子を始め、その他の方々は心配など微塵もしておらず(双子ちゃんですら、風圧に耐える事で精一杯)、冷静な答えで気にしない様促す。
だが、そんな事関係ないのはラーミアで、大好きな殿方を救うべく急旋回&急降下で助けに向かう健気な少女!
普通に乗ってるだけでも風圧に負けそうなのに、そんな事をされたのなら皆が泣き叫ぶ大空の旅。
ジェットコースターって良いよね…
だって幾重にも安全装置が付いてるんだもの…
この乗り物の安全装置って何?
「あははは、絶叫マシンは堪能出来た?」
器用にラーミアの上へ舞い戻ってきたお父さんが、無責任極まりない口調で嘯いた。
「ふざけんなクソ親父!テメーぶっ殺すぞコノヤロー!」
嫌だ…もうこのオッサン嫌だ!
「エコナー!また来たよー!!」
妻と愛人以外から、“殺してやる”感を出しまくられても全く気にしない男が、明るい口調でこの町の長に挨拶をする。
「リュ、リュカはん…出立してから10日しか経ってないんに、もう戻って来たんか?」
ガッツリ仕事中のエコナ町長…結構迷惑そうな表情だ。
でも、そんな事も気にしない男は、町長を抱き寄せると耳元で呟く様にお願い事を言う。
「あのね…エコナにお願いがあって来たの」
「な、何?お願いって…?」
忽ちウットリトリップのエコナさん…
麻薬より危険だ!
「あの双子を雇ってほしいんだ!」
ホテルの一室で、男が女に甘える為に、首筋や耳たぶへキスをするのは理解出来る…
でもオフィスに乗り込んで、部下の人達の前で行う行為ではないと私は思うけど…世間一般ではどうなんですかね?
「あ…べ、別に構へんけど…あの二人は…ん…何が…出来るんや…?」
色っぽい声を出しながら、それでも素質を確認するのは流石だ。
「さぁ…何が出来るのかは知らないなぁ…でも、真面目で良い子達みたいだから、僕の子のベビーシッターになってもらおうかと思ってね!」
「え!?マジかリュカはん!ウチ妊娠したんか!?」
愛人の腹部をさすりながら、妻の目の前で言うおめでたい話。
う
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