座談会後半戦
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空
「そうじゃなくて、ガジルが離れて行ったらって事だよ」
シュラン
「ああ…私個人の気持ちとしては寂しさがありますけれど、ガジル様もいつかは私をお傍においてくださらなくなるでしょう。その時は、それがガジル様のご命令とあらば、何を思おうと去る所存にございます」
緋色の空
「…正直1番怖いけど行くね。“クロスからティアを取ったら」
クロス
「姉さん行かないでくれえええええええええ!」
緋色の空
「何が残る?”…ってせめて最後まで言わせなさいよー!」
クロス
「断る!そんなことより緋色の空!お前は俺が姉さんなしに生きていけるとでも思っているのか!?だとしたらそれは大きな間違いだぞ!?」
緋色の空
「大丈夫だ、そんな風に考えた事は1度もない。だから答えろ」
クロス
「姉さんが俺から離れていくなんて…考えただけでも恐ろしいが……それが姉さんの決定なら、俺は……弟として……!くっ…」
緋色の空
「血涙ってこういうのを言うのね…」
緋色の空
「密かにわくわくしつつ。“ライアーからティアを取ったら何が残る?”」
ライアー
「…取ったらも何も、俺はただの従者に過ぎん。主の意思を尊重するのも従者の務め、そこに私情を挟むなど言語道断だ」
緋色の空
「固いなあ、全く……じゃあ、1人の人間としてはどうなのよ。ずっと片思いし続けた相手が突然いなくなったら、1人の男としては?」
ライアー
「…嘆く、だろうな。けれど想いを打ち明ける勇気すらない俺に嘆く資格などない。だが…きっと、ずっと好きなままでいる。そんな簡単にへし折れるような想いじゃない」
緋色の空
「やっぱりこれかな。“サルディアからアイゼンフロウを取ったら何が残る?”」
サルディア
「……」
緋色の空
「!?ど、どうしたのサルディア。空気がどんよりしてますけど!?」
サルディア
「だって…アイゼンフロウがいなくなっちゃうなんて嫌だから……もうあんな思いしたくないんだもん…あの時、凄く怖くて……」
緋色の空
「あー…質問ミスったかなあ」
緋色の空
「遠慮知らずに行ってみよう。“スバルからヒルダを取ったら何が残る?”」
スバル
「そしたら誰がオレの背中預かってくれるんだよ!言っとくけど、オレはアイツ以外に背中預ける気ねえからな!」
緋色の空
「戦闘脳め…色恋沙汰の答えがなかなか引き出せない奴だぜ……」
緋色の空
「これ一択でしょ。“ヒルダからスバルを取ったら何が残る?”」
ヒルダ
「別に何も変わらん。ただアイツが私に飽きた、それだけだろう」
緋色の空
「結構ドライだった!?」
ヒルダ
「アイツがどこに行く
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