一章
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悩んだけどわからない。そのぼくをみていじわるに笑うゼロ
くそぅ!わかるかって!!
「なにしてほしい!?命?魔法?なに!!」
若干逆ギレ気味なのは了承ずみです
「命はいらねぇ。何の価値もない。魔法もいらねぇ。弱い」
……そうでしょーけど、それを言っちゃいますか…
「ほら、はやくしろ」
ど、どうしよう……
「ねぇなら契約もなんもねぇよな?」
どうしよう!!!
「じゃあ好きなもの…………」
「へぇ?」
…………ん?
「好きなもの、か。望み通りってことだな」
…………やばいやばいやばい!
あぁ、ゼロがにやついてる
まずいよ、まずいよー!!!
「……よし、じゃあ決まりだ」
「まってまってまって!なにが……なにが決まっちゃったのさ?」
「契約内容」
わーお
好きなもの、の一言で契約内容まで決めちゃうの
「俺は力と知恵を貸す。お前は知識と労力を渡せ。お前の目的を手伝えというなら俺の目的も手伝え。これで対等。……だろ?」
おお
思ったより普通
というか、優しい……!??
「知識と労力?あと目的って……」
「俺の知らないこと全ての知識、俺にできない仕事、目的はおいおい話す」
んー……
問題なさすぎてこまる
「その目的ってやっぱり悪いこと?」
「さあな。それよりもっと大事な条件がある」
……ほ、ほう?
「はっきりいって、俺はお前の存在が邪魔だ。それでも殺さないのは利用価値があるから。わかるな?」
「は……はい」
邪魔……っすか
「お互い浅い付き合いにしよう。俺はいつでも要らなくなればお前を斬り捨てる。お前もそうすればいい。契約を結んだからとかなんとかいって俺を縛るな。いいな」
なんとも真っ当
悪い条件じゃ無さすぎて怖い
唯一不安要素としては、ゼロの目的
「……わかった」
ぼくはそう言った。たとえ不安でも、力もなにもないぼくには、やっぱりゼロの力が必要だ
ぼくに力がついて、ゼロといるほうが良くないと思えば……切り捨てればいい。それでいいってゼロが言ったんだから
「じゃ契約成立だ」
ゼロは悪い笑顔を浮かべて、すっくと立ち上がった
「準備しろ。いくぞ」
「ど、どこに??」
「聞いてもわかんねぇだろ。黙ってついてこい」
うん、まぁたしかに
ここの知識の欠片もないさ。ぼくには
「じゃ何するかだけでも教えてよ!」
「あ?めんどくせぇな……」
ゼロはほんとにめんどくさそうにため息をついて、こ
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