機動戦艦ナデシコ
1253話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
りますし……何より、私達は強力な戦力を必要としてしますから」
「それだけで、素性も知れない怪しい存在の俺を雇うと?」
「何せ、ミロンガ改でしたか。あの機体をネルガルが開発していた機体だと言ってしまいましたしね」
「それには感謝している。あのままだと連合軍が消滅していたからな。それは木星蜥蜴と戦っているお前達にしても、嬉しくはないだろ?」
「……連合軍を相手に、1人でどうにか出来るとでも?」
俺とプロスペクターの会話に言葉を挟んできたのは、ゴート。
元軍人と思われるだけに、俺の言葉を許容出来なかったってところか?
まぁ、確かに自分の古巣に対してあんな風に言われれば、その気持ちも分からないではないが……
「残念ながら事実だ。俺とミロンガ改が本気を出して戦った場合、連合軍ではどうにも対処出来ない。そもそも、木星蜥蜴如きにここまで押し込まれているんだぞ? そんな状況に陥った軍が相手に、俺が負ける筈がないだろ」
「……自信過剰も程々にした方がいい。確かにお前自身は俺から見ても信じられない程に強い。あのミロンガ改という機体も、先程の戦闘を見る限りでは連合軍の兵器は相手にならない程に強いんだろう。だが、それでも連合軍を相手にすればいずれエネルギーや弾薬が切れて動けなくなる。お前も体力の限界を迎えるだろう」
「さて、それはどうかな?」
確かにミロンガ改には実弾兵器がある。だが、基本的にな武器はビームマシンガンとビームサーベルだ。
機体のエネルギーも、ブラックホールエンジンを使っている以上は尽きる事はない。
更に俺も混沌精霊である以上、基本的に体力切れというのはないだろう。
まぁ、精神的な疲労はあるかもしれないが……いざとなればミロンガ改を空間倉庫に入れて、影のゲートで転移すればすぐに戦場を離脱出来るし。
「まぁまぁ、2人共その辺で。とにかくですが、先程も言ったようにミロンガ改をネルガルが開発したと言ってしまった以上、アクセルさんには出来ればナデシコに所属して欲しいのですが……勿論、相応の報酬は用意させて貰いますよ?」
そう言って表示した金額は……いや、この世界の通貨とか分からないから、具体的にどのくらいの金額なのかが分からない。
ぶっちゃけ、俺は食うに困らなければそれでいいんだけどな。
技術の方も色々と欲しいんだけど、それは簡単にどうにか出来るものじゃないから、後回しで。
それでも、全く未知の技術を使ったと思われるミロンガ改を……そして木星蜥蜴を単機で――囮としてテンカワがいたが――殲滅出来る戦力を雇おうというのだから、そこに表示されている金額はかなり大きいのだろう。
この世界は色々と発展しているせいで、身分証がなければ迂闊に宝石とかを売ったりも出来ないというのを考えると、金があるに越した事
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ