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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第8話 ナンパ
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何かあったか」
頭をボリボリと掻くと、歩きから走りへと転向して雷遁チャクラを感じた場所へと向かう。
野次馬とかと同じ勢いである。

その場所に近づくにつれてわかったのは、さっきの衝撃波から少して何かの警告音のような音が聞こえることぐらいだ。
サソリは道を曲がっていくと、円柱状の機械が横倒しとなっており植え込みに入っているのが見えた。
衝撃波があった場所には、御坂らしい影がなく側には警備ロボットがビィィィィとけたたましい音を出して倒れている
黒い煙を隙間から放出中。
「お、これはさっきの」
サソリは喜々として機械に触れると扉らしきものを開けて中をゴソゴソと弄る。
「割とうるせえな。これでどうだ」
と適当に中を無作為に指を動かして、振動を感じるところに触れると力まかせに配線のコードを引きちぎる。
すると多少火花が飛び警備ロボットは電源を切られたかのように音を出さなくなった。
辺りをキョロキョロと見回す。
「よし、落ちているものってことでいいな。自立式の傀儡人形なんて初めてみるから興味がある」
サソリの慣れた手つきを見ていた通行人は、「なんだ。整備士がきてくれたんだ」としか思わず仕事の速さに感心していた。
サソリは腕だけでロボットを持ち上げようとするがさすがにビクともしない。
そこで下に車輪があるのを見つけて、コロコロと押して移動していく。
「運が良い。これくらいのことがないと、こんな変な場所につきあってられん」
さっさと大蛇丸の実験場から逃げ出したいが
「一発、頸動脈を切って(トドメを差して)からにしよう」

コロコロを押して移動していくが、立ち止まってふと考えた。
「このまま、病院に直行ってわけにもいかねえか」
いくら外出許可を受けているからといっても、普通に入ってしまうとあのうるさい看護師に見つかって、最悪の場合。
「没収される」
それは避けたい。
かといって自立式の傀儡を置いていくのにも抵抗がある。
裏口は……ダメだ警護している奴がいる。
そして屋上は、あまり人通りが多くない。
「よし、屋上からコイツを持ち込むことにしよう」
幾つかの交差点を通り過ぎて、病院の側へと警備ロボットを引きずっていく。
病院の入り口には白衣を来た医師やら看護師と研究者らしき者が忙しなく入ったり、出たりを繰り返していた。周囲には何台かの車も停車している。
「……何で今日に限って」
謎の意識不明者が増加しており、病院と研究機関は対応に追われていた。
仕方なくその隣の建物から行こうとするが、何やら学生が揉めていて目撃される危険性があるため、来た道を逆行していく。
サソリは、病院から二軒隣の建物の路地裏を確認して人通りがいないのを確認すると侵入して警備ロボットにチャクラ糸を括り付ける。
括り付けたチャクラを身体に纏
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