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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
131 ユーノとの暗談
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ゼクシードにしろ薄塩たらこにしろ致死≠ゥら死体発見≠ワでの時間が空いていると菊岡さんから聞いていた。……つまり以上の二人は一人暮らしに近い状況だったと云う事になる。

……それなら、家に誰かが居る時にインするようにすれば良いし──(むし)ろ俺が手ずからに強化した升田邸(うち)≠フ防犯システムを掻い潜れる下手人が居るのなら、その方法を伝授してもらいたい。

「……その様子じゃあ当たらずとも遠からず>氛氓ニ云ったところだな?」

「はぁ…。……何て云うか──流石だね」

「っと──恐縮だ」

ユーノはカマを掛けられていた事を悟ったのか、また呆れた様な表情で頷き──そのまま項垂(うなだ)れそうになるのを支える。

……そして、そんなユーノを見ながら俺は更に、足し忘れていた事を付け加える。……それがある意味俺の語りたい推測のキモ≠ナもあったから。

現実(リアル)≠ノまで届く虚構(ゲーム)≠フ弾丸>氛氓サんな非科学的なものがあったら、今頃【GGO】のAGI偏向型アンチ≠フ有力プレイヤーの殆どは、物も言えない死体になってるだろうさ」

……俺とユーノはその非科学的な存在>氛汞転生者≠セったり魔法使い≠セったり炎術師≠セったりするのだが、もちろんの事ながらその辺については棚上げである。

閑話休題。

そうなってない≠ニ云うことは殺人至るまでには幾つかの過程が必要で──そうなると、いっそ住居に侵入して、アミュスフィアを被りながら寝ている対象に(なにがし)かする方が現実的である=B

……少なくとも現実(リアル)≠ノまで届く虚構(ゲーム)≠フ弾丸≠ネんかよりは──と云うのが、今の俺がユーノに語れる最大限の推測。

「……それなら菊岡さんが依頼した<Lリトにくっついてれば、(おの)ずと答えは出そうだな」

「ふふ、それもそうだね。……あとはボク言える事、か──あ、ところで話はあまり変わらないけどさ、ティーチ君は5年前くらいの少女A≠ェ薬中を殺した≠チて事件は覚えにある?」

(あれか…)

ユーノからのいきなりの質問に2020年──2025年の今からして5年も前の事件思い出す。10歳かそこらの少女が、薬物中毒者(ドラッグジャンキー)を射殺した>氛氓ニな概要の事件で、当時の世間に一大センセーショナルを巻き起こした。

……当然その少女の名前が公表される訳でもない──が、今も昔もネットワーク≠ニ云うものは5年も前のその当時から広大かつ深遠で、少女A≠フ名前こそ出なかったが年齢や性別なんかは簡単に調べられてしまった。

ニュースで連日報道されていればさすがの俺にもちょっとした野次馬根性が沸き上がる。……検索エンジ
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