【ソードアート・オンライン】編
131 ユーノとの暗談
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開帳してくれるだろう。……もちろん、原作知識≠ノ興味が無いと云えば嘘になる。
……しかし俺は、それを強くは望まない。何が楽しくて自分から要らない責任≠背負おうと云うのか。……原作の知識≠ネんて重大なモノ、俺は出来れば背負いたくないものである。
ユーノもユーノで、本当に大変な場合──明日にも世界が終わる≠ニか云う状況でも無い限り、知識をひけらかさないのも知っているし──もしもユーノが知識≠使う場合は、もっとさりげなく使っているのも何となくだが判っている。……付き合いはそこそこ長いから。
「さて、今回の件についての概要≠聞こうか。代金は俺の武器と全ユルドでどうだ? ……ストレージを圧迫する様だったらメイン∴ネ外は売り払って構わんぞ」
「あははははっ。……だったら、まずどこまで°e岡から聞いてるか教えてくれないとどこまで口を滑らせてしまったらいいのか#サらないよ」
メニューからトレード画面呼び出し、ユーノに茶番劇を交えながら主武器と幾つかの装飾アイテム、全ユルドを譲渡する。……コンバートでは【ALO】の通貨であるユルド≠武器は【GGO】には持ち込めないからだ。
……アイテムに指輪等の装飾品くらいなものだし──予備武器にしても、主武器に比べれば幾らか等級が下がるのでストレージを圧迫する様であったら、売却しても構わないとな旨の言葉も伝えておく。
「……菊岡さんに聞いたのは【GGO】の中で少なくとも2人──ゼクシードと薄塩たらこだったかが撃たれて、現実でも死んでしまっていた事くらいか」
「真人君の所感での犯人像はどんな感じ?」
「……いろいろ考えはしたが、俺の所感──ってよりは妄想に近い想像ではAGI偏向型アンチアンチ≠ニ云ったところか。……あとはそこに住所の入手方法を知っている≠チてのが加わるが──そこはまぁ要検証要考察、だな」
あくまで妄想でしかなく、あまりに飛躍した内容だったので、菊岡さん達には伝えづらかったが──少なくともゼクシードの語りぶりからすると、ゼクシード自身はAGI偏向型アンチ≠セったと云う事は予想出来た。
……そこまで語るとユーノは呆れた様な表情で力無く頷く。……どうやら中々いい具合に俺の推理は当たっていたらしい。
そしてユーノは口を開く。
「住所──って、なんで住所の入手が必要かと思ったのか訊いてもいい?」
「……住所云々〜≠ノついてはほぼ確信。要は前世──俺からしたら前々世で読んでいた【DEATH NOTE】のあのノート≠ニ一緒で、対象の人物を殺すにはある程度の情報≠ェ必要と推測した」
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