暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
129 菊岡からの依頼
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の中には少しだけだが、有ったらしい。……菊岡の話の前後を繋げるに、菊岡の話したい案件はそこに起因しているのだろう、と云う事は安易に想像出来る。

……そして、そこから更に推理を飛躍させるのなら、俺達に【ガンゲイル・オンライン】にコンバートして(なにがし)かをやってこい≠ニ云う命令(いらい)≠菊岡は出しているのかもしれない。

「大体真人君の言う通りで合ってるよ。……って稼げる≠ニは云っても、還元レートは100分の1が良いところで接続料もそれなりに掛かるし──おっと、また話が大分逸れちゃったね」

菊岡は漸く真人兄ぃから(いさ)める様な視線を受けている事に気付いたらしく、閑話休題≠ニ云わんばかりに話を戻し、持参していた鞄からタブレット端末を取り出した。

「……二人を呼んだのは、二人にこれを見て欲しかったからなんだ」

………。

……。

…。

菊岡からタブレットで見せられたのは、話の筋からして──【ガンゲイル・オンライン】で、菊岡曰くの≪死銃(デス・ガン)≫とやらに撃たれたプレイヤーの映像だった。……そして、撃たれたプレイヤー──ゼクシードと云うプレイヤーは現実(リアル)でも℃んでしまったとのこと。

ゼクシードは、現実(リアル)では茂村(しげむら) (たもつ)と云って、撃たれた日から数日して自宅で死体として発見されており、死後経過時間から逆算して──撃たれたその日に死んでいた≠ニ云う事が発覚している事を菊岡から聞かされた。

……ちなみに、ゼクシードだけではなくうす塩たらこなるプレイヤーも≪死銃(デス・ガン)≫に撃たれ、ゼクシードと同様に死んでいるらしい。

閑話休題。

「……で、あんたは俺達に何をさせたいんだ?」

「死んでくれないかな?」

軽く急かしてみれば菊岡の口からはとんでもない言葉がとんできた。

SIDE END

SIDE 升田 真人

「……で、あんたは俺達に何をさせたいんだ?」

「死んでくれないかな?」

和人が急かすと、菊岡さんの口からはどこぞの下っ端中級堕天使≠ンたいな言い回しで──和人から先導性(イニシアチブ)を取るためなのか、そんな言葉がとんでくる。

……ともあれ、これ以上和人にアホ面晒させるのあれだったので、呆然としている和人にちょっとばかりフォローを入れてやる事にした。

「菊岡さん、和人が固まってる。全文正しく言った方がいい」

「そうだね。……ちょっくら【ガンゲイル・オンライン】の中で≪死銃(デス・ガン)≫に撃たれて死んできてくれないか?=v

「……話にならないな」

漸く意識を正常レベルにまで回復させた和人は、菊岡さんの提案を噛
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