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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter44
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、我々の力不足で君をまた…人を手に…」

硲さんは既に察しているのかその顔から本当に悔やんでいる表情がわかった。

「硲さんが気に病むことじゃないです…ああしたのは紛れもなく俺ですから…それであの一戦でわかったことがあるんです」

そういって俺は硲さんに話した、敵の司令官のことを

「そうか、敵は雄也くんの元上官か」

「はい、小細工が効かないと今回のことで判断したでしょう、次にとる行動は恐らく物量作戦…大部隊による殲滅です」

「なるほど、確かに今までにも此処に管理局はちょっかいをかけていたのは事実だ…奴等からしたら此処にいる4000人以上の人民は目障りでしかないようだ…だが此処には君がいる…慎重に行動するとは思わないのか?」

硲さんの考えも一理ある…けど俺が知るあいつの性格からしてそれは否定できる。

「あの提督は管理外の人間のことを野蛮人と見下しています、だから俺一人で何ができると…軽視している確率が高い…逆にそこをつけば…」

「返り討ちにすることができる上に最悪、壊滅させることもできる…そういうことか?」

「はい、もしかしたら次の一戦で雌雄を決することになると俺は思います」

つまり次の攻撃は負けられないということだ。

「開戦は恐らく明日の午前中…直ぐにでも準備を整えた方がいいと思います」

「そう思っていた、既に準備を取り掛かっているよ…」

手が早いと少し硲さんのことを感心する。

「それじゃあ俺は子供達のところにいってきます、あのとき砲撃に当たりそうになっていたんだ…少しでも接して安心させないと行けませんし」

「そうか、すまないな」

「自分でやりたいからやってますから、それと調理室とその中にある食料、もしかしたら使うかもしれないので、事前に行っておきますね」

「わかった、それじゃあすまないが頼むよ雄也くん」

そういうと俺達は応援室から退室した。

応援室から出てから子供達の所に行く前に俺は調理室にやって来た。

「雄也先輩何をするつもりなんですか?」

一緒に付いてきた圭はなぜ此処に来たのか疑問に思いそう俺に訪ねた。

「何少しな…えっと、蜜柑に白桃…パイナップルのかんづめ…こんだけあれば充分か後は…あれがあれば…あったあった、牛乳があればよかったんだけど…こればかり仕方ない」

「えっと、何か作るんですか?」

「まあな、それじゃあぱっぱと作りますか」




数時間後

既に夕方になり避難所中が攻撃に備えてバタバタと自衛隊が動くなか体育館の一ヶ所に子供達が集まっているのが見えて俺はあるものを持ちながら彼らのところへ足を運ぶ。

そして近づいてわかったことだがみんな顔が暗い…襲撃を受けたのだ…困惑して
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