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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
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ちょっ、アリサさん、フェイトさん、アリシアさん! そろそろお止めになった方が・・・!」
「わぷっ!? 先生にそろそろ怒られへんかな〜?」
「ルシル君の方もやめてるし、3人もそろそろやめたらどうかな〜?」
「なんか嫌な予感が・・・って、あっ!」
気付けば水柱はもう立ってなくて、ルシル君たちは海から出て砂浜に寝転んで砂に埋められてるみたいだった。そして私はアリサちゃん達に視線を戻して・・・見た。アリサちゃんの水着のトップスが水に煽られて取れちゃったのが。
アリサちゃん本人もそれに気付いて「きゃぁぁぁぁ!」両腕で胸を隠して海に潜った。咲耶ちゃんがいち早く「言わんこっちゃないですわね!」飛ばされたアリサちゃんの水着を取るために泳ぎ始める。
「と、とにかく男の子たちに気付かれないようにしないと・・・!」
「アリサちゃん、取れた瞬間は水柱が壁になってくれたからきっと見られてないよ」
頭だけ海面に出したアリサちゃん。私たちはそんなアリサちゃんの周囲に立って壁になる。とりあえず他の子たちは今の惨状に気付いてないみたいで、首から下が砂に埋もれたルシル君たちのところに人目が集まってる。
「うぅ、まさかこんな恥ずかしめを受けることになるなんて・・・!」
「「ごめん、アリサ」」
「フェイトとアリシアの所為じゃないわよ。元はと言えばルシルが・・・!」
「それはさすがにルシル君が可哀想だよ・・・」
「ルシル君もルシル君で大変な目に遭ってるようやしな〜」
「なにやってんのよ?」
「寝転んだ体の上にお城が作られてる」
よーく目を凝らして見ると、確かにルシル君や他の男子たちの体の上にお城や塔が建てられ始めてた。そのおかげでアリサちゃんのハプニングには気付かれてないみたい。
「アリサさん。水着を拾って来ましたわよ。早く着けてください」
「咲耶・・・。ありがと」
「どういたしましてですわ」
咲耶ちゃんから水着を受け取ったアリサちゃんは、急いで水着を着け直した。それからはもう水斬りもやめて、スイカ割りイベントの時間になったことで海岸に上がる。その最中、「ルシル君・・・」が可哀想な目に遭ってるのを見た。ルシル君の上に乗ってたはずの砂の塔は崩されていて、その代わりモデルさんのように豊満な女性のスタイルに変更されてた。
「うわぁー、見るな、見ないでくれ〜!(泣)」
私たちに気付いたルシル君が顔を背けた。何と言っていいのか。ルシル君も6年生になって男の子っぽいしっかりとした顔立ちにはなったけど、それでもまだ中性的だからその・・・「美人さんだよね」たとえ砂で作られた女性の体でも、顔がそんなんだから綺麗な女性に見えちゃう不思議。
「可愛いというよ表現よりはまだマシだよ、すずか」
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