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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
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ト、咲耶にも聞いてみて!」

「足掻くのはよせ。どの道、君が盗撮するのをみんなが知っていようが知っていまいが、注意していようがしていまいが、盗撮したことには変わりなし。シャル。次の誕生日、俺からのプレゼントは無しな」

「みゃっ!? そんな殺生な!」

「はーい。この話は終了〜。はやて、みんな。良い海水浴を」

そう言ってルシル君は男子グループのところに向かった。ガクッと四つん這いになって落ち込むシャルちゃん。そんなシャルちゃんに「えっと・・・。やっぱり許可は必要だよ」なのはちゃんが声をかけた。

「うぅ〜・・・。だって〜」

「シャルさん。諦めもまた大事ですわよ」

「あぅ〜。時間を戻したいよ〜」

そんなこんなで、海水浴が始まった。クラス単位で集まって準備運動。そのあとは時間まで好きなように過ごして良いことになってる。私たち7・8班は一緒になって、競泳をしたり、浮輪を使ってのんびり浮いたり、ビーチバレーをしたり、いろんな方法で海水浴を満喫した。定められた休憩時間の後、もう一度海に入って遊んでいると、ドォーンって大きな音と一緒に少し離れたところに水柱が立った。

「な、なんですの!?」

「こんな事が出来るのって・・・」

「うん。ルシル君だけよね・・・」

さらにドォーンって大きな音と一緒に水柱が立ち続ける。はやてちゃんが『今の水柱、ひょっとせんでもルシル君・・・?』ルシル君に念話を送った。

『ん? そうだけど』

『ルシル。もしかして魔法を使ったりなんかは・・・・?』

『あはは。そんなわけないだろ、フェイト。純粋な技術だよ。水斬りって言うらしいんだが』

またドォーンと水柱が上がって、男子たちが楽しそうにはしゃいでる。とここで『ねえねえ、どうやるの!?』アリシアちゃんが水斬りの方法を訊くと、『それはだな・・・』ルシル君はその方法を話した。すると早速、アリシアちゃんは真似を始めるわけで・・・。

『最初は脱力気味に。途中はゆっくりで・・・。打つ時に鋭く加速させて・・・。その流れを速く、そして力を入れれば・・・』

ルシル君に教わった通りにアリシアちゃんがやるんだけど、「あれ・・・?」失敗のようで水が少し爆ぜる程度で終わった。咲耶ちゃんは「何をしてるのですか? アリシアさん」そう訊ねる。

「ちょっと、ルシルの真似をしてみようかなって。よ〜い〜せっ!」

「あたしもやってみようかしら」

「あ、私も」

アリサちゃんとフェイトちゃんまで水斬りに参加。さすがに3人となると結構派手な水しぶきが上がり始めて、私たちまで注目され始めちゃった。しかも回数を追うごとに水柱の高さが上がっていって、さらに勢いも強くなってく。爆ぜた水がまるで土砂降りの雨のように降ってくる。


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