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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
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らすのが聞こえた。何気に私も入ってるけど、ある意味普通の子はやめてるから実は正しいと思う。そしてフェイトちゃんは空中で「アリサ!」ちゃんに向けてディスクを投げた。私は私でディS九をキャッチして「なのはちゃん!」に向かって投げる。
今やってるゲームは、投げる時に誰かの名前を呼ぶ。呼ばれた名前の子は必ずキャッチしないといけなくて、キャッチできなかったら罰ゲーム、と決めたディスクキャッチ。最低限のルールとして、一度に同じ人を指名しないこと。
(真逆に飛ばされちゃったら取れないからね)
防護服に変身して魔法を使えばキャッチ出来ると思うけど、さすがにこんな人前でそんなことをするのはダメだから出来ないし、やろうとも思わないかな。だって私の身体能力には自信があるから。
「よしっ、取れたわ!」
「よいしょ!」
アリサちゃんとなのはちゃんも無事に取れた。そして次のこの名前を呼んでディスクを投げる。名前を呼ぶだけじゃ簡単だからって、しりとりや計算問題なんかを出題したりして、誰かをアウトにしようってことになったんだけど、誰1人としてミスをしなかった。
「ああもう! そういやここに今、集まってんのって頭の出来も運動能力も平均以上の子ばかりじゃないの!」
とうとうアリサちゃんが決着の見えないこのゲームに苛立ちを見せちゃった。咲耶ちゃんも「確かに埒が飽きませんわね〜」ディスクをイジりながら、アリサちゃんに同意。そういう私たちもなかなか終わらないゲームに飽きが出て来てたところ。それに比べてルシル君たち男子組は、他のクラスの男子たちと一緒にサッカーをやっていてすごく楽しそう。
「だったらさ。この自由時間の後は待ちに待った海水浴だし、泳ぎで勝負とか良いんじゃないかな?」
「明日は川で鮎の掴み取りもあるね〜」
「生きた魚を触るのは少し躊躇しますわね・・・」
「掴み取りか〜。それやったらわたしが勝ちそうやな♪」
「はやてちゃんはこういうのに強そうだね」
「生魚の捌き方はルシル君直伝なんよ♪」
「さすがは無人島に一緒に流れ着くなら誰?ランキングで堂々の1位に輝いたというか・・・」
ルシル君の万能さはもう聖祥小の生徒や先生たちにも知れ渡ってる。そんな中で6年生全体を対象に作られた6年生の手によるランキングで、ルシル君は三冠王に輝いた。1つは今の無人島云々。もう1つは女装させたら可愛い男子ランキングで1位。最後の1つはお婿さんに欲しい男子ランキングで1位。女装ランキングで1位を獲った時、ルシル君は泣いた。そしてお婿さんランキングで、シャルちゃんとはやてちゃんが不機嫌になった。
「えっと・・・じゃあ、そろそろコテージに戻って、水着に着替えとく?」
「そう、だね。時間も良い頃合いだし」
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