暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
トップバッターは「高町なのは、いきます!」で、タオルで目隠しをしたうえでその場で回る。これでどこを向いてるのか判らなくなるはず。私たちからの指示になのはちゃんはしっかりとした足取りで、手に持ったバットを振るう。
「なのはさん。三半規管が強いのかしら。まったく目が回っていないようだわ・・・」
咲耶ちゃんがポツリと呟いたのが聞こえた。そしてなのはちゃんは、正解を出してるアリシアちゃんの指示に応えられずに空振り三振。続けてフェイトちゃん、はやてちゃん、シャルちゃん、咲耶ちゃん、アリシアちゃんと続くけど、さすがに7人中6人からの誤情報に惑わされちゃって、みんな空振りで終わった。
「次はすずちゃんやね」
「うんっ」
タオルで目隠しをして、その場でくるくる回る。そして「あ・・・」目が回ってないことに気付いた。理由は考えるまでもない。空戦なんて360度を飛び回る戦いをこれまでに何度も経験してるから、知らないうちに三半規管が鍛えられていたんだ。
「すずかちゃん、もうちょっと右だよ!」
「いいえ。左ですわ!」
「そのままでいいのよ、すずか!」
「残念。回れ右だよ!」
「そのまま直進でいいよ!」
「アカン、アカン。行き過ぎてるよ!」
でもどれが本当の指示か判らないから、「バッターアウト〜!」私も空振り三振で終わっちゃった。最後は「まさかあたしにまで回ってくるとは思いもしなかったわ」アリサちゃんだ。私からタオルとバットを受け取ったアリサちゃんから離れて、誰が本当の指示を出すかを決める。
『よーし。ここで咲耶を推そう』
シャルちゃんの提案に私たちは『さんせー!』した。アリサちゃんと咲耶ちゃんの仲良しになろう作戦。今日はずっとそのために動いていたからね。そしてジャンケンでみんなパーを出すことを決める。勝っても負けても関係なく、咲耶ちゃんがグーかチョキを出したらそれで決定だ。
「ジャンケン・・・ポイ!」
作戦通り咲耶ちゃん以外の私たちはパーで、「指示者はわたくしですわね」自分が出したチョキを見詰める咲耶ちゃんは、アリサちゃんを導くナビゲーターになった。
「アリサ・バニングス、行くわよ!」
くるくる回るアリサちゃん。回り終えたら早速「右ですわ!」咲耶ちゃんが指示を出す。続けて私たちも誤まった指示を出した。そしてアリサちゃんは「ここね!」バットを勢いよく振った。だけど「ハズレ!」残念ながらスイカには当たらなかった。すぐに2回目の指示を出し始める。でもその2回目も「ハズレ!」だった。
「あー、なかなか当たらないわねこれ」
バッドを肩に担いでトントンと叩くアリサちゃん。次で当てさせたいけど、変に気遣うと気付かれちゃうかもしれないし。とにかくアリサちゃんを信じよう。そして3回目
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ