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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?女子は相身互い
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†††Sideなのは†††
「あー、風が気持ち良い〜♪」
今日から1泊2日の臨海学校になる聖祥小の6年生。私も6年生なので参加して、そして今は目の前に広がる大海原から吹いてくる潮風に身を晒してる。しかも季節は夏真っ盛りな7月中旬だから、冷ややかな風がとっても気持ち良い。小さな丘の上から海を眺めていると、隣に立つシャルちゃんが「気持ち良いけど、新鮮さはないよね・・・」ポツリと漏らした。
「まぁ、住んでる所が海と隣接した海鳴市やからな〜」
「でも知らない海だってこともあるから、私は新鮮さがあると思うよ?」
私はすずかちゃんの感想と同意見かな。一応ここは県外だし、ちょっと違う雰囲気があると思う。
「潮風を堪能するのは後でも出来るでしょ。ほら、早くコテージに荷物を置きに行くわよ」
「そうですわね。みなさん、置いて行かれますわよ」
アリサちゃんと咲耶ちゃんが私たちにそう声を掛けて、後ろをすぃ〜っと通り過ぎてく。私たちは「は〜い!」返事をして、どんどん先を行ってる担任の矢川先生やクラスメイトに追いつくために走って、私たち4組が寝泊りをする第4コテージ村へ向かう。
そして、コテージ村の入り口近くにある管理棟前広場で一度整列をして、管理人さん達に挨拶をした後はコテージ村の施設紹介。炊事場やゴミ捨て場、管理棟には医務室があることなどを実際に回って教えてもらった後・・・
「コテージの鍵を渡すから、各班の班長は取りに来て。コテージに荷物を置いたら、調理場に集合。お昼のカレー作りの準備を始めてください」
先生がこれからの予定を改めて私たちに伝えた。そして、「鍵貰ってくるね」私は7班の班長として先生の元に行って、私とアリサちゃんとアリシアちゃんと咲耶ちゃんの班が寝泊まりするコテージのひも付き鍵を先生から受け取る。そんな私の後に、「せんせ〜、鍵くださ〜い」8班の班長になったシャルちゃんが鍵を受け取りにきた。
「それじゃあみんな、コテージに行こう!」
「わたし達もゴーゴー!」
私たち7班とシャルちゃん達8班のコテージは隣合わせだから、そこまで一緒に行くことに。8棟のコテージは、円形の広場の縁に沿うように並んで建てられていて、片側に男子・女子って分けられる。どっちかが異性のコテージに行くには必ず間にある広場を通り抜けないといけないから、そこを先生たちが監視することで行き来できないようになってる。
「また後でね♪」
「うん、また後で!」
シャルちゃん達8班と分かれて、私たち7班は鍵を開けてコテージの中に入る。1階はリビングとお風呂とトイレ、洗面所、それにキッチンも冷蔵庫(炊飯器や電子レンジなんかも完備だ)。リビングには暖炉、四角い脚長のテーブルを囲うソファが4脚。あそこで課題をするんだね。
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