暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
九話〜試合と死合
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
い。なのはちゃんの1/10ほどしかない魔力でディバインバスタークラスの魔力消費をするなんて……



side 士郎



完全再現したモラルタの真名解放を行ったが、投影に比べ真名解放は消費魔力が多い。前の世界でもそうだったが、この世界ではかなり多くなっている。フルンディングやカラドボルグを放った時は魔力をほとんど込めなかったから負担が少なかったが、今後はカートリッジによる補正が必要だろう。そして、気づいたことがある。
自身の魔力の少ない理由。どうやらマスターとのラインが上手く形成されていないようなのだ。
カリバーン投影の際はパスからできるだけ魔力を得ようとしたため魔力不足にはギリギリならなかったが、今回はしなかった。そうして魔力が少なくなって分かったのだが、マスターの魔力総量からすると本来このくらいで魔力不足にはならないはずなのだ。それで、パスを解析してわかったのだが、ランサーと私の間でお互いのパスに悪影響を及ぼしているらしいことがつかめた。つまり……



本来得られるはずの魔力はもっと多いはずなのだ。しかし、こればかりはどうしようもない。
なるべく魔術を使うことは控えよう。私は一人ではないのだから。


side スバル



ヴィータ副隊長に付き添われて医務室へ行くと、


「ヴィータとスバルか」


士郎さんがいた。



「…………」
「シャマル、私はこれで失礼する。」
「そう……傷の方はすぐに治ると思うけど、魔力の方はわからないわ。」
「大丈夫だ。休んでいれば2、3日で元に戻るさ」



そういって出て行ってしまった。言いたいことはあったけど、今はティアのことが心配。もうすぐなのはさんが連れてくると思うけど……



「ごめんね、遅れちゃって」
「なのはさん………」
「何?スバル」
「わからないんです……強くなるために頑張ったのに、どうして士郎さんはあんなに怒ったんですか?どうして…………」
「もし士郎君じゃなくて私が模擬戦の相手だったとしても怒るよ」
「なのはさんでも……?」
「あたしでもだ」
「ヴィータちゃんはいつも怒ってるけどね……」
「ぐ、むむう…………」
「とにかく、何がいけなかったのかちゃんと自分で考えて、謝ってきな」
「はい………」



なのはさんも、ヴィータ副隊長も、あたしたちの行動を認めてくれなかった。
そんなにいけないの?なんで……?どうして……?
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ