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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
九話〜試合と死合
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うりゃあああああああ!!!」
「く、仕方がない。ワーカー!」
[Gun form.]
「な!?」
スバルも士郎さんの手にある双銃に驚いだようだが、それも一瞬。バリアで射撃を防ぎながら突っ込む。
士郎さんは左手の銃を剣に変え、受け止める。よし、タイミングは今!
「あっちのティアさんは幻影!?」
特訓の成果であるダガーを展開し、ウイングロードを駆け、士郎さんに向かっていく。
バリアを切り裂いて一撃で決める。
「ええええええええええい!」
そんなときに聞こえた。
―――莫迦者が―――
そして、攻撃を加えた後に会った光景。それは、
右腕でダガーの刀身を受け止める士郎さんの姿だった。
刀身が貫通し、かなり血が出ている。
「ぁ、あの…………」
「君たちは何がしたい?私は君たちにとってなんだ?訓練の相手か?それとも、殺すべき敵か?」
その声のトーンには聞き覚えがあった。
あの時のランスさんと同じ………いや、もっと……
スバルは驚きに声も出せないみたいだ。
沈黙を破ったのは士郎さん。
「それが君たちの望みなら………殺し合いがどういうものか教えてやる。
投影、開始
(
トレース・オン
)
」
刀身が刺さったままの右手には長さ2メートルほどの真っ赤な槍。その槍で貫通している刀身に触れると、ダガーは霧散して消えた。
「なんだよ、あの槍………」
ヴィータ副隊長のつぶやきがやけに大きく聞こえた。
「どうした?言いたいことがあるなら言え」
「…………私は!!!!もう何も失いたくないから!!!!強くなりたいんです!!!!」
射撃を乱発するが、
「穿て、
破魔の紅薔薇
(
ゲイ・ジャルグ
)
」
その言葉とともに振るわれた槍にすべてかき消された。
side なのは
ティアナが士郎君に向けて射撃を行うがその手にある赤い槍に阻まれ、一発も通らなかった。
「そんな………」
「ティア!!!!」
スバルの叫びが聞こえた時にはもう遅かった。
そこにあった光景は鮮烈で誰もが言葉を失った。
明らかに両手もちであろう大剣を左手一本で持っている士郎君。
「
大なる激情
(
モラルタ
)
!」
その言葉と共に振るわれた大剣は発光し、ウイングロードを紙のように切り裂いた。その上にいたティアナが落ちていく。そして先に地面に着地した士郎君は剣を未だ座ったままのティアナの首筋に当て、
「これで一度死んだ。まだやるか?
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