一章
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といって死んでいく奴らからすれば関係ない
ただ、恐怖と憎しみと痛みを感じるだけ
「それをわかったうえで、俺と契約する気か?」
俺の力はみせた
俺はこうして憎しみの山を築ける
それに対してなにも思うことはない
命は大切だ、なんて甘い考えを持てたことなんかない
「…………ゼロ」
ガキは涙ぐむこともなく、だからといって強くもない、ぼんやりとした目のまま言った
「それでも、かわらない。だから教えてほしい。なにが足りない?」
その光のない目をみて、俺は笑った
そうだ。きらきら輝いたやつができることなんざ小さいもんだ
「……じゃ、とりあえずここを離れるか」
俺はシルクを抱え、また空を飛んだ
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