第四十五話 牟田大尉!刺繍も芸術!!その八
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たまたま通りがかった休日なので昼から飲んでいた佐藤さん(モブです)にだ、いきなりぶん殴られて怒られた。
「出て行かんかい!」
「おいこら待ておっさん!」
「俺達があんたに何かしたか!」
「いきなりぶん殴るなんてどういった了見だ!」
「その髪の毛抜かれたいか!」
佐藤さんの広い額を見ての言葉だ。
「ハゲにするぞ!」
「某ウィリアム王子みたいにするぞ!」
「あの人十代の頃はふさふさだったんだぞ!」
「それがああなったんだぞ!」
二十代でいきなりきてしまったのだ。
「そういう風にするぞ!」
「ハゲにすっぞハゲに!」
「その頭にワックス塗ってピカピカにしてやるぞ!」
「容赦しねぞ俺達は!」
「その性根が許せんのや!」
二人のそれがというのだ。
「二度と上本町に来るな!」
「うっせえ、俺達が何処に行こうか勝手だろ!」
「マジで髪の毛ウィリアム王子にすっぞ!」
「ヘンリー王子もかなりやばいぜ!」
「あの人の生え際と髪の毛の質に注目だ!」
しかもお父上も祖父殿もなのでかなり、であろう。
「あの人も絶対にハゲるぜ!」
「未来が見えてるぜ!」
「やかましい人の髪の毛気にする前に自分等の人間性気にせんかい!」
ここでまた殴る佐藤さんだった。
「その腐りきった性根お寺で修行してなおせ!」
「誰が修行なんてするか!」
「それ位なら酒に女だ!」
「そういうので楽しんでやる!」
「寺に篭って何が楽しいんだ!」
煩悩全開な二人だった、そして。
二人は佐藤さんに指を立てつつ上本町を後にした。尚佐藤さんの声はヤングこと小野坂昌也さんが相応しい。
二人が海遊館に来るとだ、ここでもだった。
今度は海遊館に来ている多くの親子連れがだ、二人を見て眉を顰めさせていた。
「来たよ」
「来なくていいのに」
「そうしたら日帝衆の不戦勝なのに」
「連載も終わるのに」
「何で来るのかしら」
「だからうっせんだよ!」
「人が来てそこまで落胆するな!」
二人は今度は親子連れの人達にも中指を立てて言う。
「どの家庭も不幸になりやがれ!」
「不倫しろ、お父さん!」
「お母さんはサラ金に手を出せ!」
「ガキはぐれろ!」
「それで家庭崩壊離婚調停に慰謝料だ!」
「精々揉めて後味の悪い気持ち味わいやがれ!
家族連れの人達に言うのだった。
「俺達をけなす奴は全員不幸になれ!」
「何が幸せな家庭だ!」
「そんなのハーレムの前には何だってんだ!」
「酒に女だ!」
その二つこそが二人の目指すものだ。
「幸せな家庭なんているか!」
「死ぬまでお姉ちゃん達とウハウハやってやるぜ」
「美味い酒も美味いものも食ってな」
「そうして生きてやるぜ」
しかも太く長くだ。
「大体この作品家庭
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