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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
一の刻・少年期編
第十八話「運命という名の悲劇と別離」
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、デュムパポス陛下。いえ、今は"ただの"パパスでしたね、ほっほっほっ』
「マーサを攫っただけでは無く、よくもリュカ達を……、許さぬ!」
『許さない?許さなかったら如何するつもりなんだ?』
『ちょうどいい。此処で皆殺しにしてその魂を生贄に捧げてくれる!地獄の闇の中で永遠に苦しみ続けるがいいわっ!』
剣で斬りかかって来るパパスをジャミとゴンズは薄ら笑いを浮かべながら迎え撃とうとするが、怒りに燃えるパパスの剣はそんな二体の魔物をいとも簡単に切り捨てる。
『がはあっ!』
『ば、馬鹿な!? 我等が脆弱な人間などにこうも容易く…』
パパスは倒れ付したジャミとゴンズに止めを刺そうとするがゲマの笑い声にその手を止める。
『ほほほほほほほほほ。流石はパパス殿、その程度の輩ではやはり相手にもならなかった様ですね。しかしこうすれば……、どうなるのでしょうね?』
ゲマは鎌の刃を倒れているリュカの首筋に宛がいながら怖気のする様な笑顔でパパスに語りかける。
「きっ!貴様ぁ!」
『ほほほほほ、では続きを始めましょうか。悩む事は無いでしょう、世界を救う為には如何すべきか貴方には解っている筈。さあ見事私達を倒して世界をお救いなさい、愛する息子の命と引き換えに』
「ぐっ、ぐぐぐぐぐ!」
『ジャミ、ゴンズ、何時まで寝ているつもりですか。パパスさんがお待ちかねですよ』
『ははっ!おのれ、よくもゲマ様の前で恥をかかせてくれたな』
『さあ、かかって来るがいい。正義とやらの為にな』
「お……、おのれぇ……」
近付いて来るジャミとゴンズを目の前にしながらもパパスは何も出来ないでいた。
『おりゃあぁぁっ!』
「ぐわぁっ!」
『そりゃあぁぁっ!』
「ぐうぅっ!」
ジャミとゴンズの容赦の無い攻撃はパパスを絶え間なく襲い続け、パパスは反撃する事が出来ずにその攻撃を耐え続けている。
その責め苦が数十分続いた時、リュカとヘンリーは目を覚ます。
『くそっ、なんて頑丈な奴だ。まだくたばりやがらねえ!』
「く…くうぅ、リ…リュカ……」
「と、とうさ……、父さん…」
「パパ…スさん…」
『おや、どうやら子供達の目が覚めた様ですね。ではそろそろ止めを刺させてもらいましょうか』
ゲマはそう言うとその手の中に紅く燃える火球を作り出しながらパパスへと近付いて行く。
『苦しいでしょう、今止めを刺して楽にしてあげますからね』
「ま、待ってくれ。せ…めて最後に、我が子にわ…別れを言わせて……くれ」
『まあ、いいでしょう。でも子供達の心配でしたら無用ですよ?彼等はこれから奴隷としての幸せな毎日が待っているのですからね。ほっほっほっほっほっ』
「聞こえるか、リュカよ」
「父さん…」
「今
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