45話
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に良いよ」
「・・・え?あ、えと、その」
まさか何もされないとは思わなかったので少し混乱したが直ぐに立て直す。
「すまなかったな。別にどうこうするつもりは無かったんだけどよ、大事な人が怪我しちまって頭に来てたんだ」
そう言ってあたふたしているクロエの頭をなでる。
「・・・あったかい」
「ん?何か言ったか?」
「いえ、では私は退場させてもらいます」
「ん、すまなかったな。あと、束さんに言っておいてくれ」
「はい、なんでしょうか」
頭を掻きながら、ぶっきらぼうに答える。
「こんなまどろっこしい事しないで普通に学園に遊びに来いよってさ」
でも、世界で指名手配されている身ではままならないか。と頭を抱えている姿に、クロエは微笑んだ。
「そう、ですね。しっかりとお伝えしておきます。では」
そう言い、お辞儀をして消えていった。
彼女の姿がはっきりと見えなくなるまでそこを見続け、跡形もなくなるとポツリと呟く。
「・・・ダメだなぁ」
そして自らも仲間のところへ戻っていった。
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