45話
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「な、なんで?一夏は気絶してるのに」
「俺は体内抵抗が高いんだよ。ま、とにかく気絶すれば良いんだな」
これのおかげで少し頭が冷えたので状況を確認する。
「う、うん」
「じゃあ頼む」
と自分で意識を体から切り離した。
「ん・・・」
目が覚めたのであたりを確認すると目の前に森が。
「とりあえず一夏は先に行ったからその森に入って先にドアのある所へ行って!」
「了解!」
そのまま風のように抜ける。
と言われた通りドアが並んでたのでどこから入ろうかと少し迷っていると端のドアから一夏と鈴が出てきた。出てきたはいいがなぜか鈴は半裸だった。
「お、おかえり。とりあえず鈴は向こうの茂みで服着てこい」
言われて気づいたのか顔を真っ赤にして向こうへ行く鈴。それを見届けると
「さてあとは5枚・・・のドアだな」
「だな。とりあえず泰人とは別々で行くか」
「なら、一夏は変装していって。同じ空間に一夏が二人もいるとシステムが認識するとダメ、見たい」
「なら俺は良いんだな」
躊躇なくドアを開ける。一夏では開けれなかったが、開けれたので入っていく。ドアを閉める前に一夏に一言。
「何か起こったらお前だけでも逃げてろ」
「え?ちょっーー」
何かいいかけたみたいだが無視。ドアを閉めそのままずかずかと入ると何故か目の前にドアがある。そして向こう側から一夏とセシリアの声。しかもセシリアの声は艶のある声を放っていた。少し頭を抑えつつドアを蹴破る。
「こんばんわ。そして偽物は去ね」
的確に偽物の一夏の首を刎ねる。何かブツブツ呟いていたが、途端にセシリアが頭を抱え出したので写輪眼でセシリアを幻術にかけ、逆に相手の幻術を跳ね除ける。
すると周りの景色が崩れ始めたのでセシリアにきている服を着させてそのまま元来た道を駆け抜けなんとか脱出させる。
「ふぃ〜。ほれ一夏。あとよろ」
「え?マジで?」
「マジで。あと4つ頑張るか」
そのまま残りのメンバーを助けに行く。
「まったく・・・お前らはさぁ・・・」
残りのメンバーを無事、助け出したがそんなことはどうでもよかった。だが助ける前の姿とかシチュエーションとかいろいろ危なすぎて下手に言い表そう物ならR18になりそうな瞬間がほとんどだった。最後の箒だけ真面目に強い一夏だったので少々手間取ったが。
「とりあえず一夏、後は頼む。ラスト一枚だしついでに敵も探りに行きたいしな」
とドアに手をかけようとしたら簪から声がかかる。
「まって。このまま帰りましょう」
「ダメだ。まだ残ってるなら行かなきゃ。みすみす敵を逃すことになる
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