45話
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た。
「ぶっ殺す!!!」
だが敵がステルス迷彩のようなもので消えようとするので、怒気と殺気を織り交ぜた気を相手にぶつける。
するとほんの少し空間が歪んだのでそいつらをスタンガン程度の電撃を浴びせる。だが少し強かったのか痙攣するような感じで全員倒れたので痙攣している敵を無理矢理起こし幻術にかける?
「あ、ああ・・・」
「うるせえ」
と片方の腕を躊躇なく折る。幻術にかかっていても痛みなどは入るらしく体を強張らせたがこれ以上俺を刺激するようなものなら殺されるのを感じたのか大人しくなった。
「さて、他に部隊はいないのか」
と思わず日本語で言ってしまったがどうやら通じたらしく、か細い声で「い、ない」と言ったので気絶させる。
そしてそいつらを能力でひとまとめに掴み、両腕で楯無さんを抱える。
「先生。楯無さんを保護しました。ですが二箇所打たれているので早急に対応を」
「あ、ああ。引き続き問題が起きた。楯無を連れて地下に来てくれ」
「・・・了解」
内心こいつらを握り潰したい衝動に駆られたが楯無さんのほうを優先し、地下に向かう。
「山田先生。あと敵の部隊もいたんで、処理お願いします」
「・・・!は、はい」
と織斑先生と同じく声を震わせISで男たちを運んでいた。
「で、織斑先生。俺は楯無さんが心配なんで付いていたいんですがいいですか?」
「いや、お前には織斑と箒たちを助けに行って欲しい。どうやら精神に干渉するISらしく、囚われている」
「・・・はい」
内心焦っていたが大人しく従う。
「たしか簪がモニターしてたんでしたっけ」
「そうだ」
「よし、一夏行くぞ」
「あ、ああ」
一夏は少し戸惑いつつも俺と別の部屋へ入る。
「ー織斑先生。枢木くんは前もこんな事が?」
山田先生は織斑先生に問う。
「いや、あんな表情は初めてだ」
「彼、あのままだとーー」
「分かっている!・・・すまない」
どん!と壁を叩くが、直ぐに我を取り戻す。
あの怒りと焦りの表情は自分の弟がかの事件で囚われたときとそっくりだった。
だからこそ、彼が大事に守ってきた物を失うわけにはいかない。直ぐに楯無を医療室に呼び治療を始めさせる。
「楯無を早く連れて行け。あとで私もいく!」
何としても助けなければーー
「簪、手短に頼む」
「じゃあ、後ろに。」
と言われた通りに俺たちは向くといきなり首筋に痺れが来たので振り向くと簪の驚いた顔が目の前のあった。
「あれ?」
「いきなり何するんだ。ってスタンガンかよ」
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