第60話 灼熱粒子砲と深海
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に、誇り高きファントム様の魂を救えるはずも無し…か…だが…主を失った某に…出来ることはこれぐらいしか無かった…!ファントム様…お許しを…!」
それだけ言うとクラーケンは間を置かずに爆散した。
「少なくても君の気持ちはファントムに伝わると思うよ」
返事はないが、出来れば届いて欲しいと願いながらルインは転送の光に包まれた。
そして場所は粒子砲内部に戻り、エックスとゼロはレーザーをやり過ごしながらメカニロイドやバリアントを迎撃し、奥のシャッターを抉じ開けると、奥には亀型レプリロイドのヒート・ゲンブレムがいた。
「エックス、気をつけろ」
「ああ…」
「ラグナロク作戦は、愚かな人間の目を覚ますための作戦であり…何より、自分が尊敬しているクラフト隊長が指揮する誇り高き作戦であります!自分はアインヘルヤル八闘士が一人…ヒート・ゲンブレム!我らが部隊とクラフト隊長の邪魔をする障害物は…自分が排除するであります!!」
「誇り高い作戦か…地上に残った僅かな自然を破壊し、人間達を苦しめることの何が誇り高いんだ…!!」
ダブルチャージショットを放つエックスだが、ゲンブレムの甲羅には傷一つ付かない。
まるで遥か昔に戦った、シールドナー・シェルダンやレイニー・タートロイドなどを思い出させる防御力だ。
すぐさまゼロがチャージを終えたセイバーを構えて突撃した。
「はあっ!!」
「ふっ!!」
チャージセイバーが繰り出されるが、ゲンブレムはそれを背中の甲羅で受け止めると、直後に強烈なアッパーを繰り出す。
「ぐっ!!」
「ゼロ!!」
吹き飛ばされたゼロを受け止め、アッパーと同時に放たれた火炎をかわす。
「放射!!」
頭部をボディの内側に引っ込ませると、火炎放射を波打つように放つ。
二人はダッシュで距離を詰めると腹部にエックスはダブルチャージショット、ゼロはセイバーによる三連撃を浴びせた。
「ぐっ!?」
ダブルチャージショットと三連撃を喰らったゲンブレムは後退する。
「(どうやら攻撃の時だけ無防備になるらしい)」
長年の戦闘経験でそう判断したエックスは再びバスターのチャージをし、ゼロも気付いたらしく、いつでもセイバーを振るえるように構えていた。
「ならば…突貫!!」
炎を纏いながら高速回転するゲンブレム。
炎を纏った回転突進を繰り出し、左右の壁を往復バウンドしながら上に移動していく。
ゼロとエックスはバスターを構えてチャージショットを放つが、回転の勢いが強すぎて弾かれてしまった。
そしてゲンブレムは四肢と頭部をボディの内側に引っ込ませた状態で回転し、360゚の回転ビームを繰り出す。
「危ない!!」
「チッ…」
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