第60話 灼熱粒子砲と深海
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
手裏剣をクラーケンに向けて勢い良く投擲する。
「轟け!アビストレイサー!!」
迫る手裏剣に対してクラーケンはそれを回避し、地を這うクナイを放ってルインを攻撃する。
「よっと!!」
ハンキングウェッジを天井の氷に引っ掛け、ぶら下がりながらクラーケンにクナイを投擲した。
「中々やるではないか…ミラーシールド!!」
青い球が氷の反射鏡へと変化すると、間を置かず光弾を二発放つ。
反射鏡が光弾を弾き、軌道が読みにくい。
「バリア展開!!」
即座にバリアを展開し、光弾を防ぐ。
その隙を狙ってクラーケンが両腕の刃を伸ばしてくるが、両腕の鈎爪で受け止める。
本来の使用法とは違うがこの際だから気にしない。
クラーケンが両腕を振るってくるが、鈎爪で受け止める。
「ならば!!」
クラーケンは闇の中に身を潜め、気配を消した。
流石はファントムの部下だけあって気配の消し方は一流だが、しかし、ルインにそれは通用しない。
スコープの精度を限界まで引き上げ、クラーケンの位置を探り当てると右腕のチャージを終えて手裏剣を投擲した。
「馬鹿な…!?」
気配は完全に消していたというのにアッサリと見破られたことに驚愕するクラーケン。
まるでファントムと戦っているかのような感覚を覚え、気付かぬ内に笑みを浮かべていた。
「ふ…はは…ファントム様の姿と力を持っているだけあって強いな…だが、某とて簡単に負けるわけにはいかん!受けてみよ!アイスジャベリン!!」
氷の槍が数発繰り出され、こちらに迫ってくる。
ルインはそれを回避しながらダッシュでクラーケンとの距離を詰めた。
「せいやっ!!」
再び手裏剣を投擲する。
クラーケンは咄嗟に両腕で受け止めるが、ルインは一気にジャンプしてクラーケンの背後を取ると、クナイを投擲する。
投擲されたクナイはクラーケンの背中に突き刺さる。
「ぐっ!ならばこれならばどうだ!ミラーシールド!!」
再び反射鏡を生み出し、アイスジャベリンと反射弾のリフレクトショットを放つ。
反射鏡により、光弾は反射するので軌道が読みにくい。
「とどめ!!」
攻撃に気を取られているルインに両腕の刃で斬り掛かるクラーケンだが、ルインの体はそれをすり抜けた。
「な…っ?」
「十字手裏剣!!」
背後からオーバードライブで強化された手裏剣がクラーケンを両断する。
クラーケンの刃が迫る寸前にオーバードライブを発動し、シャドウダッシュで回避し、背後から十字手裏剣を投擲したのだ。
真っ二つにされたクラーケンは自虐の笑みを浮かべた。
「フ…フハハッ…!バイルのような輩に力を貸し…外道に落ちた某
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ