第60話 灼熱粒子砲と深海
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本来どれだけの幸運が重なれば出来るかなどゼロには分からない。
しかし、今こうして共に敵地を駆けていることは夢でも何でもないことくらいはゼロでも分かる。
「ああ…」
ゼロはZセイバー、エックスはメガアックスを構えながら先に進む。
「エックス、お前はそんな武器も持っていたのか?」
「あの時も言ったけど、人工太陽のあったエリアを無力化するためのミッションで破壊したメカニロイドの武器チップを組み込んだんだよ。切れ味も悪くない」
エックスはアックスを振るい、時にはXバスターで遠くの敵を狙撃しながらメカニロイドとバリアントを倒して突き進む。
ゼロも同じくセイバーとバスターショットで迎撃しながら先に進むのだった。
しばらく先に進むと空から巨大な竜を思わせるメカニロイドが舞い降りた。
それを見たゼロはセイバーを構え、エックスは属性を電気属性に切り替えてバスターのチャージをするのだった。
「行くぞエックス」
「行くよゼロ」
紅と蒼の残像がメカニロイドに迫る。
そして一方、ルインは転送と同時にLXアーマーに換装すると、水中を泳いでいた。
『ここに敵の潜水艦がいるはずだよ、いくらでもルインちゃんでも、完全に水中に特化したレプリロイドと違って深海の水圧の耐えられるのも限界があるの。カウントが終わる前に、何とか潜水艦の中へ入ってね!!』
「了解!!」
ウォータージェットを最大まで噴かして、サーチ能力を最大まで上げながらルインは深海を泳ぎ回る。
途中でメカニロイドが妨害して来るが、ハルバードを振るって両断する。
「よし、この調子なら…後少しで…!!」
『よーしよしよし。潜水艦の入り口はすぐそこだよ。ルイン…ゃん急…で!あらら……波…』
途中で電波が届きにくくなったのか通信にノイズが入り始めた。
しかしある程度まで聞き取れたために返事をする。
「はい!!」
潜水艦への入り口を発見し、ルインはすぐさまそこに侵入する。
『ルインち………聞………?ど………潜水…に、侵……う………みたい…ね』
「あ、もう通信が聞こえない……仕方ない。自分の判断で進むしかないか」
奥に進むと広い場所に出て、巨大な竜を思わせるメカニロイドが現れた。
氷属性の攻撃をするということは炎属性が弱点のはず、即座にFXアーマーに換装し、オーバードライブを発動すると、メカニロイドに向かっていくのだった。
そして場所は粒子砲のあるエリアまで戻り、エックスとゼロはメカニロイドを撃破寸前にまで追い込んでいた。
「レイジングエクスチャージ!!」
自己強化能力を発動し、エックスはチャージを終えたバスターを構えた。
メカニロイドが尾の部分からビームを放とう
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