91ロキ二戦目二《フェンリルの神機使い》
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◇アリサ
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ
ヤマトの姿が白い狼……アラガミ感応種『マルドゥーク』に変わる……神を殺すフェンリルを連れてきてしまったロキ……あなたは敵にしてはいけない相手を敵にした時点で負けなのですよ?
グオオォォォォォォォオオォォォ!
ヤマトはマルドゥークの姿のまま子フェンリル二匹まで突っ込んでいく
「姿が変わろうとスコルとハティの敵ではない!」
荒ぶる神……アラガミのヤマトにこの世界で勝てる相手はいませんよ!
ズカァ
ヤマトが右手?で子フェンリル二頭をまとめて殴り飛ばす。子フェンリル達の毛が黒ずんでおり皮膚が赤く晴れ上がっていた
「ヤマトもエゲつないよね〜」
「変わりませんよね………仲間のために自分が最前線にでて戦う姿……随分、差を付けられました……」
「だよね〜」
ヤマトは元の姿に戻り子フェンリル達に四重でバインドをかけ、私とオレーシャの元に戻ってきた。
「ヤマト、さすがにあれは可哀想ですよ」
「まあ、気にするな。敵に情けをかけずだ。」
「でも、子フェンリル達にバインドで動けなくしたよ?あれは情けかけてるよね?」
オレーシャの指摘にヤマトは笑いながら答える
「ちょっとな、少し前にヴィヴィオとアインハルトが言ってたことを思い出したんだよ
『ザフィーラの毛きもちい〜犬ほしいなぁ〜』
『狼っていいですよね………嗅覚がいいですしその………かっこいいですし……』てな」
なるほど……………ヤマトの親ばかですか………
「狼は狼でも、フェンリルを渡すつもりですか!?」
「うん♪」
「うんじゃないよ!?噛まれたらどうするのさ!?」
「牙や爪を害無いのに変えるつもりだよ?大きさも今の半分以下にするつもりだし大丈夫だよ?」
ヤマトはなにも変わっていませんでした。バカなところも………
「もういいです。親フェンリルもさっさと殺りましょう!」
「そうだね。ヤマト、久々にトリニティ復活だからね!」
「わかってるよ。だからこれを使うぜ」
そう言ってヤマトは異空間から武器を取り出す………私とオレーシャは驚いた…その武器を知っていて懐かしいから……
「なぜ、その神機が……」
「ん?ああ、こいつか……俺とアザゼル、堕天使神器研究所で制作していたんだよ……俺の相棒…《ダブルオー》をな」
ヤマトは神機《ダブルオー》を構える
「フェンリル極東支部第一部隊第二班トリニティ完全復活の最初の目標は親フェンリル!フェンリルの神機使いの全力、見せてやろうぜ!」
「行きます!」
「行くよ!」
私達三人は神機を構え親フェンリルの元に走り出した。
続く
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