第四章
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た。
「全く、いざって時以外は」
「ううん、まだまだだね」
「しっかりしてね」
怒った顔で言うワルトラウテだった、だが。
言ってすぐにだ、くすりと笑ってこう言ったのだった。
「ここぞっていう時以外にもね」
「わかったよ」
ジークフリートはその彼女の言葉に応えた、そして二人でフェスタのビールを飲んだ。ディアンドルにビールは非常に似合っていた。
ディアンドル 完
2016・2・23
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