第一話 植物園でその三
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声がな」
特に、というのだ。
「高くなってきてないか?」
「前からだけれどな」
「最近本当にな」
「女の子みたいな声になってるだろ」
「そうかな」
優花は彼等の言葉にまた首を傾げさせた、その首を右に傾げさせたそれも妙に女の子めいているものだった。本人に自覚はないが。
「僕確かに喉仏もないけれどね」
「俺達の気のせいか?」
「男って成長期になったら声のトーン落ちるからな」
「俺達だってそうだしな」
「だからな」
「蓮見はな」
彼の声はというのだ。
「気になるんだよ」
「まあそんなこともあるか」
「誰もがそうなるとかな」
「そういうものでもないしな」
「あれじゃないか?」
こうしたことを言う者もいた。
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